【福江島のカトリック墓碑群】神秘的で夕陽も美しい異国情緒漂う光景

世界文化遺産があり、教会や椿、五島うどんなどの魅力が有名な長崎県五島列島のうち五島市の離島「福江島（ふくえじま）」。島の北西部にある「カトリック墓碑群」の先には遣唐使船が通った東シナ海が広がり、嵯峨島（さがのしま）が浮かびます。東シナ海に面した草原の一角に十字架の墓標やマリア様の像が立ち並ぶ「カトリック墓碑群」についてご紹介します。

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文章・画像提供：五島市文化観光課
編集：りとふる編集部

【見どころ】

五島市三井楽町（みいらくちょう）にある「渕ノ元（ふちのもと）カトリック墓碑群」。その名の通りお墓なのですが、東シナ海に面した場所に肩を並べたこの墓碑群は美しいの一言です。
夕陽のオレンジ色をバックに見る聖母マリアや十字架の墓標。キリシタンが多いこの地域ならではの景色です。「夕陽を見に行くのにお墓？」と思う方が多いと思いますが、夕陽を見に行くならぜひ立ち寄ってもらいたい場所です。
かつて五島には「潜伏キリシタン」が多く存在しました。そういった歴史に触れ、渕ノ元に来られると少し違った夕陽に見えるかもしれません。

【楽しみ方】
静かに佇む十字の墓標やマリア像に異国情緒が漂います。それが夕陽に照らされ、海原は黄金に輝き墓碑群が影絵のようになる時、厳かな光景に包まれ独特の雰囲気がより強く迫ってきます。時代に激しく翻弄されたキリシタンとこの島の歴史を感じ、夕陽と重なり勇敢で優しい人々の心に包まれたような気がします。

【設備状況】
道幅が狭いので、気を付けて運転してください。

【マナー・注意事項】
触れない・騒がない・汚さない等、基本的なマナーを守りましょう。

【行き方】
福江港から車で約50分。

【最後に】
近くに日本遺産「みみらくのしま（辞本涯の碑）」があるので、ぜひ訪れてみてください。