鹿児島
移住先としても最適!鹿児島県熊毛地域の3つの島の魅力と暮らしとは?
鹿児島県の熊毛地域は、フェリーや高速船、飛行機で訪れることができる種子島と屋久島、屋久島からフェリーで訪れることができる口永良部島の3つの有人島からなる地域です。屋久島を経由して3島を船で行き来することもできるため、休日に近隣離島へ訪れることも可能です。
今回は熊毛地域移住者の思いが伝わるインタビュー動画とともに、各島の魅力や、移住後の暮らしをご紹介します。
#鹿児島県 離島 #鹿児島県 移住 #移住定住 #Uターン #Iターン #Jターン #離島移住 #島暮らし
画像提供:PIXTA
種子島の暮らし

日本で宇宙に一番近い島として知られ、歴史と自然が調和する「種子島(たねがしま)」。1543年に鉄砲が伝来した地として日本史に名を刻み、今でも鉄砲館や史跡でその歴史を感じることができます。
また、温暖な気候で美しいビーチや山々が広がり、サーフィン、ダイビング、トレッキング、ヨガなどのアクティビティが豊富です。 さらに、日本最大の大型ロケット発射場である種子島宇宙センターがあり、ロケットの打ち上げを間近で見られるなど、日常生活の中で宇宙にまつわる特別な体験ができるのは種子島ならではの魅力です。豊かな自然と、古代から現代まで続く歴史・科学のロマンを同時に味わえる特別な場所と言えます。

西之表市、中種子町、南種子町の1市2町からなる種子島は、島内を車で約1時間半ほどで縦断でき、景勝地や地域ごとに開催される特色あるイベントにも気軽に訪れることができます。
24時間営業の大手コンビニやドラッグストアのチェーン店の数は限られていますが、地域独自のスーパーマーケットや地元の商店があり、日常の買い物には困りません。また、総合病院、各種診療所や医院もあり、幼稚園や保育園から高等学校まで島内にあるので、安心して暮らすことができます。
屋久島の暮らし

世界自然遺産に登録されている自然の宝庫「屋久島(やくしま)」。樹齢数千年とされる屋久杉や九州最高峰の宮之浦岳をはじめ、標高1,800m級の山々が連なる険しい山岳地形を持ち、その地形の特徴から“洋上のアルプス”とも称されています。雄大で神秘的な山や森は訪れる人々を魅了し、初心者から上級者まで楽しめるハイキングやトレッキングの名所として知られています。里山の散策や、海でのアクティビティも楽しめ、温泉もあります。豊かな自然の中で日常的にリフレッシュできる環境が整っています。

「ひと月に35日雨が降る」と例えられるほど降水量の多い屋久島ですが、実際には毎日一日中雨が降るわけではありません。雨の少ない時期や、マリンスポーツやトレッキングに適した晴天の日も多くある一方で、スコールのように短時間に強い雨が降ることもあります。その豊富な降水がもたらす水資源によって、清らかな川の流れや苔むす森など、屋久島ならではの自然美が育まれ、多くの人々を魅了しています。
島内には、ドラッグストアや地域独自のコンビニ、スーパーマーケットや商店があり、日常の買い物には困りません。また、総合病院、各種診療所や医院もあり、幼稚園や保育園から高等学校までの教育機関も揃っているため、安心して暮らすことができます。
口永良部島の暮らし

豊かな自然と温泉に恵まれた火山島「口永良部島(くちのえらぶじま)」。自然保護と地域の人々の生活が両立しているこの島は、島全体が「屋久島国立公園」と「生物圏保存地域(通称:ユネスコパーク)」に認定された珍しい島です。古岳や火山活動を続ける新岳は独特の景観を生み、自然の息吹を感じられます。
また、火山がもたらす自然の恵みである温泉が島内に点在し、海を眺めながら浸かれる露天風呂や共同浴場などを200円程度で気軽に楽しめます。火山の恵みに感謝しながら生きる島民の生活は、のどかな時間に包まれ、訪れる人々に安らぎと非日常を提供しています。
町立診療所では、看護師が常駐し、月2回~3回程度医師が来島して診察を行っています。小中学校は同じ敷地にあり、中学卒業後は島外の高等学校へ進学することになります。幼稚園や保育園はなく、満3才から就学前までの幼児が平日の夕方まで通園できる幼児学級が公民館に設置されています。
熊毛地域移住者のリアルな思いが伝わるインタビュー動画
東京から種子島へUターン移住した方と、大阪から屋久島へ Iターン移住した方に、熊毛地域での暮らしの魅力や可能性をインタビューしています。
移住を決意した動機や移住前の不安、移住後の葛藤など、自然豊かな環境の中で地域に根ざしながら自分らしい生き方を模索する移住者たちのリアルな思いも伝えています。
「生まれ育った場所には愛があり、新しい場所には希望がある」。自分を必要としてくれる人がいる安心感や島の不便な暮らしが人間として豊かな生活に繋がるのではないかといった、地域との繋がりや自然環境がもたらす心の豊かさを垣間見ることができます。
熊毛地域での暮らしに興味のある方は、こちらの動画をご覧いただき、新たな一歩を踏み出すヒントを探してみてはいかがでしょうか。
種子島・屋久島で医療と福祉の現場で働く方々の声や、島暮らしの実体験で感じる魅力について紹介しています。医療や高齢者支援、子育て支援など、島での安心した生活を支える職業で働くやりがいや地域の温かさと、仕事以外の時間を充実させながら趣味やプライベートも楽しむ姿をまとめています。
最後に
西之表市、中種子町、南種子町の1市2町からなる種子島と、屋久島町である屋久島と口永良部島、そして鹿児島県それぞれの移住相談窓口をご紹介します。
仕事や住居など移住前の心配事を相談することで、やるべきことが明確になり不安要素が改善されるかもしれません。
同じ熊毛地域内でもそれぞれ独自の取り組みや魅力もあるので、ご自身で気になる地域を調べてみると良いでしょう。
各市町と鹿児島県の移住相談窓口
西之表市 地域支援課
TEL:0997-22-1111
mail:shiminkatsudo@city.nishinoomote.lg.jp
URL:https://iju-tanegashima.jp/
中種子町 企画課地域振興係
TEL:0997-27-1111
mail:naka-iju@town.nakatane.kagoshima.lg.jp
URL:https://town.nakatane.kagoshima.jp/koho/kurashi/shushoku-rodo/u-i/index.html
南種子町 企画課観光経済係
TEL:0997-26-1111
mail:kankou2@town.minamitane.lg.jp
URL:http://www.town.minamitane.kagoshima.jp/townofficeinfo/affair/kikaku.html
屋久島町 観光まちづくり課地域振興係
TEL:0997-43-5900
mail:ijyu@town.yakushima.kagoshima.jp
URL:https://www.town.yakushima.kagoshima.jp/settle/
鹿児島県 産業人材確保・移住促進課
TEL:099-286-2990
mail:sangyojinzai@pref.kagoshima.lg.jp
URL:https://www.kagoshima-iju.jp/
また、こちらでご紹介した通常の移住のほか、種子島、屋久島、口永良部島の各自治体では一定期間に島へ移り住んで、島の里親(受け入れ先)の家で生活しつつ里親宅から通学する離島留学や、保護者と子どもが家族で一緒に島暮らしを行う親子・家族留学等の制度もあります。
離島移住に興味がある方は、まずは気軽に各自治体へ相談してみてください。





