アジア
香港の夜景が「世界夜景遺産」に認定
2024年7月26日(木)、一般社団法人 夜景観光コンベンション・ビューローの世界夜景遺産委員会が発表した「世界夜景遺産」第2回新規認定登録地に香港の「ビクトリア・ピーク」が選出され、「世界夜景遺産」として認定されました。
「ビクトリア・ピーク」は香港島で最も高い山で、ここから見るビクトリア・ハーバー、九龍半島、そしてそれらを取り巻く超高層ビル群が織りなす景色は、世界有数の絶景スポットとして多くの観光客を魅了しています。夕暮れ時にはこの景色がピンクとオレンジに染まり、やがて摩天楼やハーバーの船影からキラキラと輝くまばゆい光が放たれ、眼下に広がります。今回の認定は、まるで宝石箱を開けたかのような、ビクトリア・ピークからの息をのむ夜景が評価された証です。
ビクトリア・ピークの山頂駅までのアクセスとして利用されている130年以上の歴史をもつ「ピーク・トラム」は、2023年の大規模改修を経て、輸送力が格段にアップしました。改修により天窓を含む車両の窓が大きくなり、香港の景色をよりダイナミックに楽しみながら乗車できるようになっています。
香港政府観光局 日本局長の堀和典は、今回の認定について「香港の夜景は日本の方にも広く知られ、長年親しまれていますが、中でもビクトリア・ピークからの夜景は格別です。今回ビクトリア・ピークからの夜景が『世界夜景遺産』に認定されたことを、大変嬉しく誇りに思います。香港には他にも、ビクトリア・ハーバー沿いから対岸の香港島を眺める夜景、光と音のショー「シンフォニー・オブ・ライツ」、ホテルの部屋やルーフトップバーから望む夜景など、多くの魅力的な夜景観賞スポットがあります。ぜひ、多くの方にこれらの絶景を見ていただき、香港の夜景で旅の思い出を作っていただきたいです。」と述べました。
■「世界夜景遺産」とは
2021年に世界夜景遺産委員会(⼀般社団法⼈ 夜景観光コンベンション・ビューロー内)が創設した世界的夜景ブランドで、「世界的な夜景鑑賞及び夜景観光の価値向上」「経済効果促進」「夜間景観の保持や文化的発展」を目的としています。これまでに10カ国・地域の夜景および夜間イベント等が認定されていますが、今回、新たに3カ国・地域から4箇所の認定が決定しました。