南アメリカ
南米「チチカカ湖」に浮かぶ離島5選!ペルーとボリビアの国境の湖にある島々とは?
ペルーとボリビアの国境ある巨大な湖「チチカカ湖」。富士山ほどの標高3,800m以上にある湖には、大小40以上の島々があり、チチカカ湖周辺で栄えたプレ・インカ(インカ以前)の生活様式など、独自の文化が今でも残っています。今回は、そんなチチカカ湖に浮かぶ島々から厳選した5島をご紹介します。
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タキーレ島(Isla Taquile)
ペルーのプーノ市街から船で約3時間の離島「タキーレ島」。島にはインカ帝国を興したとされる民族の子孫・ケチュア民族という少数民族が暮らしています。アンデス文化の要素が色濃く残る織物技術は、2005年に「タキーレとその織物技術」としてユネスコ世界無形文化遺産に登録されました。
また、石畳の道と石のアーチなどが特徴で、高台にあるビューポイントから望めるチチカカ湖は絶景です。
アマンタニ島(Amantaní)
タキーレ島の北方に位置し、プーノ市街から約45kmの離島「アマンタニ島」。セントロセレモニアルパチャタタ(Centro Ceremonial Pachatata)など、インカ帝国以前の遺跡が残るその島では、毎年1月に豊作を願うお祭りが行われています。タキーレ島と同様にケチュア民族が暮らし、織物も盛んな島です。島内にはホームステイをすることができる宿泊民家が多数あり、ホストファミリーと民族衣装を着て参加するダンスパーティーを楽しむことができます。
ウロス諸島(Isla de los Uros)
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トトラと呼ばれる葦を多数重ね合わせて造られた人工の浮島群「ウロス諸島」。これらの浮島は、先住民のウル族がスペイン人の侵略を逃れて造るようになったとされ、チチカカ湖にはこのような葦で造られた人工島が40以上も存在しています。Googleマップでそれらの島々を確認することはできませんが、湖の中にたくさんの宿泊施設やレストランが点在しているのが分かります。
スアシ島(Isla Suasi)
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プーノ市街からボートで約4時間もかかる離島「スアシ島」。チチカカ湖のペルー領では唯一の私有島で、そこには多様な植物や動物が生息しています。島内には一般的な住居はなく、美しいチチカカ湖の絶景を見ながらリラックスして楽しみたい方にはピッタリの離島です。
太陽の島(Isla del Sol)
ボリビア領のコパカバーナ市街から船で約1時間半の離島「太陽の島」。この島は、インカ帝国の発祥の地と言われていて、プレ・インカ(インカ以前)に建設されたとされる遺跡などが残っています。また、島内には段々畑が広がっていて、家畜として飼われている牛、クイ(テンジクネズミ)、アルパカなどに出会うことができます。
最後に
チチカカ湖に浮かぶ島々はいかがでしたか。ペルー領のタキーレ島、アマンタニ島、ウロス諸島、スアシ島へ行くには、ペルーの都市プーノからのツアー参加で、またボリビア領の太陽の島へは、ボリビアの首都ラパスからバスと観光船を利用するツアーに参加すると行くことができるので、プレ・インカの文化や遺跡を間近で体験してみてはいかがでしょうか。それぞれの島でトレッキングなども可能ですが、チチカカ湖は富士山よりも標高が高いため、高山病などの対策をしておくと良いでしょう。
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