東京
三宅島 伊豆大島 移住|誰もが未経験からスタート!三宅島と伊豆大島の空港と港の安全を守る従業員募集
東京本土から船と飛行機のどちらでもアクセスすることができる伊豆諸島の三宅島(みやけじま)と伊豆大島(いずおおしま)。八丈島空港ターミナルビル株式会社では、三宅島と伊豆大島で主に空港施設と港湾施設の管理運営等に係る業務を担う従業員を募集しています。
専門的な知識が必要な業務もありますが、誰もが未経験からのスタートです。空港ルールを入社後の訓練で身に付けることができ、チームで連携して働く力は確実に自身のスキルアップに繋がります。
移住支援や社宅完備など福利厚生が手厚く、会社の雰囲気としても島の地理的環境としても、初めての島暮らしを楽しみながらスタートするのに最適な環境です。
今回は、採用担当であり移住経験者でもある岡崎さんにお話を伺いました。
#三宅島 移住 #三宅島 仕事 #伊豆大島 移住 #伊豆大島 仕事 #東京都 離島移住 #東京都 島暮らし #島職
画像提供:八丈島空港ターミナルビル株式会社
Contents
空港と港の安全を守る業務内容について
当社は東京都やANA、八丈町、八丈島の地元団体を株主に1980年に設立された会社です。八丈島空港の空港ビルを所有し、賃室賃貸業、空港レストランの経営を行うほか、ANAから航空地上取扱業務を、東京都から空港管理業務などを受託しています。今回、同じ伊豆諸島に位置する三宅島と伊豆大島の空港施設及び港湾施設の維持管理業務の従業員を募集します。主な業務は、空港や港を安心安全に運営するための施設の維持管理や点検業務などのメンテナンスで、個人機や警察、自衛隊など要請があれば必要に応じてグランドハンドリング業務なども担います。
空港施設の運営等に係る維持管理業務
空港運用時間前に航空灯火や滑走路面の点検を行い、飛行機が安全に離着陸できる環境を整えます。
三宅島空港と東京大島かめりあ空港(以下、大島空港)では、管制官が撤退して遠隔で業務を行っています。従業員が現地滑走路の状況を確認して管制官に伝え、管制官からパイロットに無線で伝えるという伝達方法です。
専門的な仕事ですが、全員が未経験から始めるため入社後に訓練を行えばできるようになっていきます。定期的に航空局の研修などにも参加できるため、現状空港に関する専門業務の経験がない方も安心してご応募いただければと思います。
また、空港施設及び港湾施設の全般的な管理を担っているため、例えば滑走路脇にある緑地の草刈りなども業務の一部です。
三宅島では業者に委託している部分もありますが、刈払機を使用した草刈りは日々必要な業務なので刈払機取扱作業者安全衛生教育を受講し、資格を取得していただきます。
また、滑走路上のライトにも安全な運営をするための様々なルールがあり、決められた角度に合っているかの調整や、埋め込まれているライトを引き上げて水漏れチェックを行うなど、細かなメンテナンスを行います。
伊豆大島ではこれらの草刈りや照明メンテナンスを専門業者へ委託しているため、空港施設や港湾施設の見回り業務が主な業務となります。
三宅島では電気工事士や危険物取扱者などの資格取得が必要な業務もありますが、働きながらスキルを身に付けることができるのが魅力の1つです。
港湾施設の運営等に係る維持管理業務
空港施設の維持管理とともに、海の港湾施設の維持管理業務として港の使用状況や管理状況が適切か見回りを行います。
空港は一般の方は立ち入りできませんが、港は基本的に立入りを制限していませんので、空港とは違った難しさがあります。台風や津波があると真っ先に被害を受ける場所です。
三宅島と伊豆大島どちらでも実施していますが、伊豆諸島で最も大きい伊豆大島は三宅島と比較して約1.5倍の面積があるため、港の巡回だけでも時間がかかります。
仕事の魅力と日々の業務での工夫や離島暮らしで活きる知恵
パイロットや管制官とも連携を取りながら業務を行うため、最初はとても緊張するかもしれません。もちろん研修を行いますが、現場に出て自身の実力や経験が身に付くまでに学ぶことが様々あります。専門的な知識がない未経験者でも入社して研修や現場で業務を行いながら仕事内容を覚えられるので、空港で働いてみたい方にとってはチャンスと言えます。
空港であればパイロット、港であれば船長が主役とすると、当社は空港や港の安全を裏から支える役割だと感じています。
例えば、漁業では夜が明ける前の真っ暗な時間帯に船を出すため、照明がなければ漁へ向かうことができません。台風などの影響でライトが点灯しなくなった場合には、漁業や旅客船の運航に支障が出ないように迅速に対応する必要があります。島のインフラや漁業などを間接的に支えることに繋がるため「安全に使えて当たり前」という責任の重さはありますが、空と海の両方の港を守る重要な仕事に携わりながら、専門性を身に付けることができるのは当社ならではの魅力です。
離島空港ならではの業務と生活の知恵
離島空港ならではの業務の大変さの1つとして、主に天候面の影響と急患搬送など緊急時の対応があります。
台風や大雨とそれに伴う土砂災害など事前に予測ができる場合には、ライトの養生や小型船の陸揚げに関する連携など必要な天候面の対策を事前に行っています。
離島で生活していく上で天候との折り合いは必須ですが、「空と海の港を守ること」が仕事なので日常生活での知識としても活かすことができ、必然的に慣れるのであまり不安になる必要はありません。
また、医療面では三宅島に中央診療所、伊豆大島に大島医療センターがありますが、各病院で対応困難な急患がいる場合はレスキューヘリコプターで本土の病院へ緊急搬送することがあります。
夜間にレスキューヘリを出動させる際に備え、三宅島ではいつでも空港をオープンできるように当番制で対応しています。大島空港ではこの当番はありません。
夜間のレスキューヘリは月に1回~2回程度の要請がありますが、自分が当番の日に夜間出動になるのは月1回あることもあれば半年に1回のこともあります。島で生活をする島民として安心安全を守る心強い存在のレスキューヘリ制度は、夜間の当番制に慣れたら負担に感じないと思いますが、入社間もない方や子どもがいる方などは慣れるまで負担に感じるかもしれません。
社宅や面接・移住支援あり!職場環境と福利厚生
三宅島空港では5名、大島空港では2名の当社従業員と東京都職員とで連携を取りながら、男女30代〜40代のメンバーが中心に働いています。ベテランの方が退職してしまい、新しく働いてくれる方を探しています。20代の若い世代で長期的なスキルアップを目指す方はもちろん、50代まで幅広い年齢の方を歓迎します。
当社では協調性やコミュニケーションを大切にしており、業務を通して地元出身者と移住者双方との人間関係の繋がりができます。アットホームな雰囲気のある島民ならではの人間関係もあれば、どちらの空港でも約半数は移住者なので、移住経験者だからこそ共感できる生活面のアドバイスなども可能です。
当社では単身用社宅を用意しており、伊豆大島では先月入社した従業員も利用しています。社宅の空き状況などの詳細は下記にある相談・応募フォームからお問い合わせいただければ、最新の空き状況をお伝えします。
また、三宅島や伊豆大島までの面接時の渡島費用や、採用後の引越し費用の補助支援制度も設けています。
他に、採用後の福利厚生の特徴的なものとしては、年4回往復航空券を利用できる搭乗研修制度を設けています。利用客目線に立った視点を持つことができるのはもちろん、三宅島と伊豆大島からの就航があるのは調布飛行場のみですが、その他全国の様々な空港を見ることで知見を広げることができます。
どんな人材を募集していますか?
空港業務では管制官やパイロットなど別職種の方など関わるすべての人とコミュニケーションを取りながら連携していく必要があるため、チームプレーが得意な方に来ていただきたいです。
少数精鋭で365日空港や港の安全を守るためには、適切に引き継ぎをする必要があります。引き継がれたことを自分で行い、さらに次の方へ引き継いでいくためマニュアルはありますが、どの業務においても連携が大切です。
例えば、滑走路に入って行う作業は1人で行いますが、飛行機が滑走路に入ってくるタイミングでは滑走路から出なければならず、作業者・事務所の従業員・管制官・パイロットと大勢でチームワークを取りながら業務を行っています。
現在は少人数で業務を行っていますが、今後従業員の増員によってさらに業務を拡大していきたいと考えています。ぜひ、当社の一員となり一緒に島の玄関口を支えましょう。
応募方法について
当社では三宅島空港または大島空港で正社員として働く従業員を募集しています。ご興味・ご質問がある方は、まずは下記応募フォームからお気軽にご連絡ください。確認後、担当者からご連絡します。当社の従業員は誰もが未経験からのスタートなので、異業種からの転職も大歓迎です。ぜひチャレンジしてみてください。
募集内容について
当社では空港施設及び港湾施設の維持管理業務に携わる正社員を募集します。
当社での取り組みにご興味がある方は、まずはご応募ください。当社独自の移住支援を活用することも可能です。ぜひお話ししましょう。
業務内容 | 東京都より委託された空港施設及び港湾施設の維持管理業務 |
---|---|
必要な免許・資格 | 普通自動車運転免許 ※未経験者歓迎(必要資格は入社後取得支援制度あり) |
雇用形態 | 正社員 |
契約期間 | 期間の定めなし |
試用期間 | あり(3ヶ月、試用期間中の労働条件:同条件) |
募集人数 | 各島2名 |
勤務地 | 三宅島空港内(東京都三宅島三宅村坪田1378) または 東京大島かめりあ空港内(東京都大島町北の山270) |
就業時間 | 三宅島空港 8:30~17:15 ※月に1回程度夜間勤務あり/大島空港 7:30~16:15 |
休憩時間 | 1時間 |
時間外労働 | あり(夜間に発生する緊急ヘリ対応) ※当番制(当番は月1回~2回、要請は月1回~半年に1回程度) |
休日・休暇 | 月8日~10日、年間110日、別途リフレッシュ休暇あり(年2日) |
給与・賃金 | 192,000円~227,000円(面接にて経験・年齢などを考慮し当社規程により決定) ※賞与あり(年2回、業績による) |
各種手当 | 通勤手当(ガソリン代相当)、子育て支援手当、組織力(役職)手当 |
副業可否 | 業務に支障がない範囲で要相談 |
加入保険 | 雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金 |
その他福利厚生 | 搭乗研修制度(入社6か月経過後)、借り上げ社宅、退職金制度、産前産後・育児・介護休暇、資格取得支援制度、面接時の渡島費支援制度(上限あり)、引越し費用支援制度(上限あり) |
三宅島・伊豆大島で働く魅力と休日の過ごし方
三宅島と伊豆大島に共通する魅力は、やはり美しい景色を間近に離島暮らしができ、マリンスポーツが盛んなことです。ダイビングやサーフィン、釣りなどのマリンスポーツができるので、海が好きな方にとっては絶好の遊び場だと思います。特に釣りは、船に乗らなくてもマグロが釣れるほどで、大物狙いの方も多いです。また、三宅島には国内有数のボルダリング施設「三宅島レクリエーションセンター」があり、1日たったの500円で国体選手がわざわざ本土から練習に訪れるほどの施設を初心者から上級者まで楽しむことができます。ほかにも、バスケ、バドミントン、テニス、草野球、フラダンス、カタンなどサークル活動が活発です。
また、三宅島は規模は小さいものの生活面で必要な物はスーパーマーケットで購入可能で、伊豆大島には大きなスーパーマーケットがあり本土と変わらない買い物が可能です。インターネット通販も中2日で届くなど、車を買うなど余程のことでなければ、何かがすぐに届かなくて不便だと感じることはありません。

画像提供:PIXTA
伊豆大島は特に本土からのアクセスが良く、高速ジェット船と大型客船が1日3~4便程度運航しており、熱海行きの高速船、調布行きの飛行機2~3便も運航しているため東京への日帰りも可能で、観光客も多く、休日には気軽に本土へ遊びに行く従業員もいます。一方、三宅島は飛行機と組み合わせることで日帰りも可能ですが船は1日1便と少なく、その分観光客が多くはなくワイルドな島らしさを楽しむことができます。
良くも悪くも離島での生活は田舎暮らしのようなものなので、上手く島暮らしの輪の中に入って仲良くなると助けてもらえますし楽しく生活できると思います。人間関係がうまくいくだろうか、と不安に思う方もいると思いますが、たぶん大丈夫でしょう。私が25歳頃に「島暮らしをしてみようかな~」と軽い感覚で移住して島暮らしを始めた頃は、少し寂しく感じることもありましたが、私の場合は青年団や消防団などの地域の活動に参加していくなかで島暮らしが楽しくなっていきました。
しかし、島暮らしの方法は人それぞれで、推し活をするために毎月本土へ出かけ、休日は自宅でのゲームかダイビングを楽しむというスタイルの方もいます。夫婦でDIYをして中古物件を直したり、畑を借りて農作業してみたり、いろいろな形で島暮らしを楽しんでいる人がいます。当社は、通勤時間は概ね片道10分程度に収まり、残業はほぼなく、自分時間を多く取ることができます。また、365日営業していますがシフトの希望はほぼ通るため、休暇の融通が利き比較的本土との移動もしやすい環境なのです。これから島での生活を始めてみたい方にとってはスタートしやすい会社なのではないかと感じています。
知っていていただきたい内容としては、三宅島も伊豆大島も火山島で過去に噴火したことがあります。例えば、三宅島は、2000年、1983年、1962年と噴火しましたが、死者は一人もでていません。今は日常生活の中で噴火の影響を感じることはありません。噴火は怖いですが、もともと火山と共生しているものだと感じます。
当社では業務上、安全を守るために日頃から対策を行っていますが、過去に島で発生した自然災害についても島に暮らす島民として知っておいてほしいと思います。
今後のビジョン
空港のルールは当社のような小さな離島空港も、世界の空港も共通で、私たちが空の安全・港の安全を守っているという責任感を持つことができる重要な仕事です。
現在は少数精鋭で勤務をしていますが、今後従業員を増員していくことで事業を拡大していきたい、当社が事業拡大することで島の雇用を増加させることにも貢献できると考えています。
応募者に向けて一言
当社は残業もほぼなく、休暇を自由に取りやすい、本土に行くにも島で過ごすにも休日を自由に楽しみやすい、仕事も比較的楽しいという環境です。島暮らしをしてみたい方は、ぜひ当社でスタートしてみてはいかがでしょうか。一緒に島暮らしを楽しみましょう。
会社概要
募集主:八丈島空港ターミナルビル株式会社
所在地:東京都八丈島八丈町大賀郷2839-2
電話番号:04996-2-3311
公式ホームページ