オセアニア
タヒチ島から1,500kmの『マルケサス諸島』が世界遺産に登録
© Grégoire Le Bacon
フランス領ポリネシアに浮かぶ大小118の島々の観光促進を展開するタヒチ観光局は、このたび、インドのニューデリーで開催された第46回世界遺産委員会において、2024年7月26日に「マルケサス諸島」がユネスコ世界遺産に登録されたことをお知らせします。マルケサス諸島の普遍的価値は、この島々で発展を遂げた人類による文化遺産と、保全された海洋および陸上生態系による自然遺産の両方にあるとされ、複合遺産に指定されました。
フランス領ポリネシアは5つの諸島からなり、そのうちの1つであるマルケサス諸島は、タヒチから北東へ1,500km、飛行機で約4時間の場所に位置する火山列島です。フランスの画家ポール・ゴーギャンが終の棲家に選んだ地でもあり、多くの伝説に語られる島々は、マルケサス語で「人間の土地」を意味するテ・ヘヌア・エナタと呼ばれています。豊かな歴史と生物多様性で知られ、起伏に富んだ地形で、切り立つ岩山や激しく流れ落ちる滝、雄大な入り江が広がります。数百もの遺跡や木彫り、ダンス、音楽など、今もなお暮らしに息づくマルケサス民族の文化伝統も、人々を惹きつける魅力のひとつです。神秘に包まれたこの島々では、「すべてのものをつなぐ生命力と精神」を意味する「マナ」の精神を感じることができます。
「マルケサス諸島が世界複合遺産に登録されたことは、その類まれな文化遺産と自然遺産を世界的に知っていただく、またとない機会であり、タヒチの島々が包括的で持続可能な観光地であることを強化するものとなりました」(タヒチ観光局 最高経営責任者 ジョン-マルク・モスランのコメント)
<マルケサス諸島の紹介ビデオ>
タヒチの島々について
南太平洋の中央に位置する、大小118の島々から構成されるフランス領ポリネシア。「タヒチ」と総称されることも多い、島群内の最大の島、タヒチ島までは東京から直行便を利用した場合、約11時間でアクセスすることができます。タヒチの島々は純白の砂浜、見事なターコイズブルーのラグーン、珊瑚環礁から火山にいたるまで変化に富んだ景観で世界的に広く知られています。多くの島で、水上バンガローを備えた豪華なリゾートから家族向けのゲストハウスまで豊富な種類の宿泊施設をご用意しており、プライベートチャーターや定期クルーズによるセーリングなどのバラエティに富んだアクティビティをお楽しみいただけます。タヒチの島々では常に「プライバシー」が自然な形で確保されており、リラクゼーションを促し、一緒に旅行をする方とのつながりを取り戻せるような、“マナ”の精神を感じられる空間をご提供します。“マナ”とは「すべてのものをつなぐ生命力と精神のこと」を意味する現地由来の言葉で、タヒチでは大切なものであると考えられています。
タヒチ観光局について
タヒチ観光局は、フランス領ポリネシアの公式観光促進組織です。世界各国からタヒチの島々への観光客誘致を主なミッションとして掲げ、世界15ヶ所に12つの海外事務所を展開しています。旅行業界向けのマーケティング活動をはじめ、広告、広報活動、販売促進、イベントなど広範な活動をグローバル規模で展開しています。詳細については、公式サイトをご覧ください。