【千尋の滝】巨大な花崗岩を川が刻んでできた屋久島の壮大なV字谷

鹿児島県大隅半島から約60km南に位置する離島「屋久島（やくしま）」。雄大で類まれな自然は世界自然遺産に登録され、本格的なトレッキングからマリンアクティビティまで楽しむことができる魅力あふれる離島です。今回は巨大な花崗岩のV字谷が壮観な「千尋の滝（せんぴろのたき）」の見どころや展望台への行き方についてご紹介します。

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文章・画像提供：屋久島町 観光まちづくり課
編集：りとふる編集部

【見どころ】
鹿児島県の離島「屋久島（やくしま）」は花崗岩（かこうがん）が隆起してできた島です。その巨大な花崗岩を鯛之川（たいのかわ）が流れ落ちてV字谷をつくり、「千尋（せんぴろ）の滝」の絶景を作り出しています。昔は人が両手を広げた長さを「一尋」と呼び、千人の人が手を広げた長さであったことから「千尋の滝（せんぴろのたき）」と名付けられました。滝の落差は約60ｍ。滝つぼの近くまでは行けませんが、展望台からは巨大な一枚岩のV字谷と共に滝全体を見ることができます。

【楽しみ方】
鯛之川には千尋の滝のほかに2つの滝があります。千尋の滝と合わせて3つの滝をめぐってみてはいかがでしょうか。

千尋の滝の下流にある落差30ｍの「竜神の滝」は千尋の滝へ向かうルートの途中にひっそりとあり、原生林の中を切り裂くように滝つぼにまっすぐ落水しています。

もう1つ「トローキの滝」は鯛之川から海へ直接落ちる、日本でも2つしかない珍しい滝です。展望所からは、モッチョム岳と鯛之川にかかる赤い橋を一緒に眺めることができます。

【設備状況】
30台分の駐車場、トイレ、身障者用トイレがあります。
Free Wi-Fi（1回30分）があります。

【行き方】
宮之浦から車で約55分。安房から車で約25分。バス停「鯛の川」からは徒歩約60分。

【最後に】
巨大な花崗岩の一枚岩を流れ落ちる「千尋の滝」の姿は、屋久島の旅で欠かせない景色です。屋久島のダイナミックな自然をぜひご体感ください。