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島だって相性がある!離島好きが本気で選ぶ離島10選

2020.09.23

島だって相性がある!離島好きが本気で選ぶ離島10選

はじめまして。りとふる公式アンバサダーに就任した難波なうです。少しだけ自己紹介を失礼します。
私は18歳のころから離島めぐりにはまり、今までに国内の離島を50島ほどめぐりました。大学では観光学を専攻し、遊びに行くにも研究しに行くにも、島をチョイスするほどの“島オタク”でした。そんな私が今回みなさまにご紹介するのは、「初めての離島ならここ!船に乗らずに行ける離島5選」と「行きにくいからこそ行きたくなる!秘島5選」です。

#アンバサダーおすすめ離島 #島後 #中ノ島 #西ノ島 #知夫里島 #鹿児島県宝島
文章・画像提供:りとふる公式アンバサダー 難波なう
日本の離島の特徴をエリア別で説明している動画はこちら

離島といえば、マリンスポーツやトレッキングをしてアクティブに過ごしたり、温泉につかってのんびりと島時間を満喫したり、楽しみ方は十人十色です。ただ、私もいろいろな離島に行って気づいたことですが、ひとくちに離島と言っても、日本には400以上の有人島があり、それぞれ大きく異なった特徴を持っています。そのため、何をしたいのかによって訪れる離島を選ぶことも離島めぐりを楽しむコツです。

しかし、それをまとめたサイトもなければ、初めて離島を訪れるという方にとっては手配が分かりにくいというのも離島あるあるです。また、現地ではレンタカー移動が主流になるため、運転免許を持っていない方には行きづらいという声も耳にします。

そこで今回は東京を出発地に設定をして、みなさまにおすすめしたい離島をご紹介します。

初めての離島ならここ!船に乗らずに行ける離島5選

こちらでは下の3つをコンプリートしていて、船に乗らずに行くことができる離島をご紹介します。あまり長期での休暇が取りにくい方や、船酔いが心配な方も、ぜひ次の旅行の候補にしてみてはいかがでしょうか。

・旅行会社などでのパックツアーが組まれている
・飛行機の乗り入れがある
・島内交通にレンタサイクルや巡回バスがある

①宮古島(みやこじま・沖縄県)

宮古島_A07_200918

こんな方におすすめ!
・王道、メジャーな旅行が好き
・きれいなビーチで遊びたい
・交通の利便性や宿泊施設に安心感がほしい

宮古島は白い砂浜と透き通った海が有名な珊瑚でできた島です。沖縄の離島はどこに行ってもきれいな海が広がっているというイメージがあるかもしれませんが、宮古島の海は観光客だけではなく、県民もが認める沖縄屈指の透明度を誇る海と言われています。2016年には東京からの直行便が開設されたため、わずか3時間で行くことができるようになりました。

お隣の離島とも橋で繋がっていたり、雪塩工場やリゾートホテルなどがあるため、ビーチ以外のみどころも多くあります。また、有名な沖縄離島の一つでありながら、比較的に大きな離島なので観光客が多い時期でもビーチが混み合うということはあまりないので、ファミリーでも過ごしやすい離島です。

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②奄美大島(あまみおおしま・鹿児島県)

奄美大島_A07_200918

こんな方におすすめ!
・海も山も大自然を味わいたい
・冒険もしたいしメジャーな遊びもしたい
・グループでもカップルでも楽しめる

奄美大島はよく沖縄県と比較をされることが多いのですが、ざっくりいうとメジャーな観光地はないけれど、沖縄に匹敵するビーチが多数ある冒険島です。LCCと呼ばれる格安航空も運航しているため、時間もお金もかけずに行くことができる離島です。島内を縦断するバスも通っていますが、日本で3番目に大きな離島のため、端から端までめぐるには3時間ほど時間がかかります。ただその分、集落ごとにおいしい飲食店やおしゃれな宿泊施設もあるため、レンタカーがなくても十分に楽しむことができる離島です。

奄美大島_A07_200918

私も何度も訪れている奄美大島ですが、「何もないけど何でもある、なんなら、行けば行くほど魅力が見つかる島」という発展途上さが楽しい離島です。大きな離島ならではの集落ごとに異なる雰囲気や、季節によって変わる景色など、その時にしか見ることができない奄美を味わえることが、奄美リピーターを虜にする最大の理由だと思います。

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③伊豆大島(いずおおしま・東京都)

伊豆大島_A07_200918

こんな方におすすめ!
・ひとりでのんびりと温泉を楽しみたい
・とりあえず離島に行ってみたい
・時間もお金もあまり使わず日帰りで行きたい

伊豆大島へは1時間以内で行くことができ、東京都内では1番面積の大きな離島です。東京都には伊豆諸島をはじめ、小笠原諸島なども含めると、かなり多様な離島が属しています。伊豆大島はその中でも行きやすく、島内でも交通の利便性が良いことや、温泉・観光スポットもたくさんあるため、島旅初心者の方でも存分に楽しむことのできる離島です。

中でも、真っ黒な砂漠が広がる「裏砂漠」や、動物とほぼ0距離で楽しむことができる「都立大島公園 動物園」、冬には多くの観光客を集める「椿園」など、何度訪れても飽きない伊豆大島屈指の観光スポットです。
ファミリー、カップル、グループなどどんな方でも楽しむことができる伊豆大島は、日帰りはもちろんひとりでも十分に楽しめるので、「時間やお金をあまり使わずに離島に行ってみたい」という方におすすめです。

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④淡路島(あわじしま・兵庫県)

淡路島_水仙郷

画像提供:PIXTA

こんな方におすすめ!
・本土から橋が繋がっている離島に行きたい
・メジャーな観光地やおしゃれなカフェがある
・アクティビティはあまりしない

淡路島は瀬戸内海の中では1番面積の大きな離島です。島内に空港はありませんが、兵庫県と四国の徳島県の間に位置し、それぞれと橋で繋がっています。関西に住んでいる方にとっては、とてもポピュラーな観光地でもある離島です。

うずしおや水仙郷などの自然が有名な観光スポットをはじめ、おしゃれなホテルやレストラン、カフェも多数あるのが淡路島の魅力です。橋で繋がる行きやすい離島のためメディアでも取り上げられることが多く、ツアーも多岐に渡って開催されています。メジャーな観光地へ行きたい方や、グループでの旅行がしたい方、急用があった時に陸路がないと不安な方におすすめの離島です。

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⑤隠岐諸島(おきしょとう・島根県)

島後_ローソク島

画像提供:PIXTA

こんな方におすすめ!
・古民家に泊まりたい
・少し遠出をして離島に行ってみたい
・のんびりと自然を楽しみたい

隠岐諸島は島前(どうぜん)エリアと島後(どうご)エリアからなり、近年では島と企業や、島と教育などのコラボレーション企画にも力を入れていることで有名な諸島です。今までおすすめした離島と比べると、隠岐諸島はめぐるのに少し時間を要しますが、本土から飛行機の運航があることと、島好きの多くが一度は行ってみたいと口を揃える離島のひとつです。

日本海側に面している隠岐諸島は海産物が抜群においしく、釣り好きの方や自然好きの方にも人気の離島です。島内に空港があるとはいえ、東京からは少し行きにくい離島になるため、島好きたちの憧れの離島でもあります。また、1日1組限定の宿や古民家宿なども多くあり、おしゃれな島旅を楽しむことができるかなりマルチな離島です。初めて離島を訪れる方にとっては、島旅の楽しさをほとんど網羅できるのでは!?とも思います。カップルやひとり旅をしたい方にはおすすめの離島です。

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行きにくいからこそ行きたくなる!秘島5選

ここまでは行きやすい離島や、初めて離島に行く方向けの離島をご紹介してきましたが、こちらでは、

・めちゃくちゃ行きにくいからこそ離島に魅力を感じる
・お金と時間がかかる秘島に行きたい
・離島の不便さを楽しみたい

というような島オタクにおすすめしたい離島をご紹介します。

①父島(ちちじま・東京都)

小笠原諸島_A07_200918

行くだけでも時間がかかる離島の中で、1番のおすすめは小笠原諸島の父島です。主島となる父島をはじめ、自然とともに暮らす母島や、無人島の南島に行ってみたいと思う島旅好きは多くいます。父島までは東京からフェリーで片道24時間もかかり、週に1往復ほどしか運航がないことから、訪れるために時間と準備が十分に必要な離島です。一方で、小笠原諸島へ運航している小笠原海運や各旅行会社ではツアーも多く開催されているため、交通や宿泊の予約は比較的に簡単にすることが可能です。

小笠原諸島は世界自然遺産に登録され、年間を通して温暖な離島です。島の周りには多くの希少動植物が生息し、イルカやウミガメ、時期によってはクジラも見ることができる離島として有名です。大自然と隣り合わせの離島でありながら、島民の大半が移住者のためカフェやドリンクスタンド、リゾートホテルなども充実しているので、おしゃれな島旅を楽しむことができます。

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②宝島(たからじま・鹿児島県)

宝島_イマキラ岳

画像提供:PIXTA

宝島は、日本最後の秘島群と呼ばれる吐噶喇(トカラ)列島に属し、島オタクの間ではかなり有名な離島のひとつです。島内には空港がないため、鹿児島から12時間、または奄美大島から3時間の船で渡る方法しかありません。また、吐噶喇列島の島々は飲食店や民宿、レンタカーなどの観光に必要な施設の数がかなり少ないため、訪れる前に観光協会へ島内での滞在準備について確認しておくことが大切です。

吐噶喇列島の魅力はなんといっても手つかずの大自然を体感できることです。列島まるごとおすすめする理由としては、それぞれの離島へはフェリーを利用して1時間前後で移動できるため、島めぐりがしやすいことと、ダイビングにおすすめの離島、温泉が有名な離島など、それぞれの離島でまったく異なった特徴があるからです。中でも宝島はハートの形をしていることが有名で、珊瑚でできた島なのでエメラルドグリーンの海と白い砂浜が特徴の離島です。

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③小値賀島(おぢかじま・長崎県)

小値賀島_A07_200918

小値賀島は五島列島の北に位置し、自然と共存する島民の生活を肌で感じながら「暮らすように旅する」がテーマの離島です。古民家宿の先駆けとなった離島でもあるため、おしゃれな一棟貸しの宿が多くあります。
牛の放し飼いも見られるのどかな田舎風景が特徴で、「日本で最も美しい村」に選定されました。福岡からフェリーを利用して5時間、または佐世保から高速船を利用して1時間半で渡ることができます。

小値賀島_A07_200918

小さい離島でありながらアップダウンがはっきりしている離島なので、レンタカーを利用した方が観光しやすいです。また、飲食店の営業時間が自由気ままだったり、携帯電話の電波が入りにくかったり、地図に載っている標識がなくなっていたりするのは小値賀島あるあるです。不便ささえ愛おしくなるほどに島民の方が温かい魅力的な離島です。
近年では、属島の無人島、野崎島(のざきじま)の一部が世界文化遺産に登録されたことでも注目されている離島です。

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④仁右衛門島(にえもんじま・千葉県)

仁右衛門島_A07_200918

仁右衛門島は千葉県の南に位置する砂岩でできた、源平伝説が残る離島です。透明度の高い海と砂岩ならではの足場のごつごつ感を楽しむことができます。周囲が4kmほどしかない小さな仁右衛門島へは手漕ぎ船で渡り、個人の私有島として有名な離島です。観光客が少ないため、のんびりと海や対岸の町を眺めたり、散歩をしたりできるのがおすすめです。

仁右衛門島への行きにくさは何といっても陸路移動の大変さです。本土と島の間は手漕ぎ船でわずかですが、港までは都内から車で2時間、電車で4時間もかかるため、なかなかに訪れにくい離島と言えます。また島一周を1時間で歩けるほどの小さな離島のため観光スポットがほとんどなく、知名度も高くないため、かなりの島オタクだからこそ知るマニアックな秘島です。

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⑤天売島(てうりとう・北海道)

天売島_断崖

画像提供:PIXTA

天売島は北海道の東側に浮かぶ、焼尻島(やぎしりとう)のお隣の離島です。新千歳空港から車とフェリーを乗り継いで5時間半もかけて渡るというなんともアクセスが困難な離島ですが、天売島は日本が世界に誇る100万羽の海鳥が暮らす離島として有名です。私は大学時代に教授から「ウトウ(有名な海鳥)の帰巣は圧巻。天売の夕日と海鳥は島好きなら一度は見ておくべき」とおすすめされました。

そんな天売島では、島内でのガイドツアーやナイトツアーが充実しているため、時間のかかる島旅にチャレンジしたい方にはとてもおすすめの離島です。また、北海道の離島ならではのウニの味や満天の星は、一生忘れられない秘島体験になると思います。

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あとがき

いかがでしたでしょうか。離島に馴染みのない方でも行きやすい離島から、島オタクにしか気にならないであろう秘島まで幅広くご紹介しました。こちらでご紹介した離島以外にも日本にはたくさんの魅力的な離島があるので、ぜひ気になった方はホームページで検索してみてください。

私も訪れたことがない離島はまだまだたくさんあり、これからもいろいろな離島に出会うべく島めぐりを続けていきたいと思っています。みなさまもぜひ日本の離島に行ったり、都内に出店している離島のお店に行ったりと、島めぐりを楽しんでくださいね。

A07

難波なう

大学は観光学を専攻し、国内外を問わず50島以上の離島を巡ってきた島ガールです。
舞台俳優の傍ら、島巡りをして現地の人との交流を楽しんでいます。

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