アジア
マレーシア・ボルネオ島「オランウータンの森 再生プロジェクト」学生ボランティア参加者募集
日本財団ボランティアセンター(以下日本財団ボラセン)では、ボルネオ島のマレーシア・サラクワ州で植林活動を行う「オランウータンの森 再生プロジェクト」を立ち上げ、現地で植林活動を行う第1陣(2024年2月6日~17日)と第2陣(2024年3月5日~16日)に参加する学生ボランティアを募集しています。
急速に環境破壊が進むボルネオ島
東南アジアに位置する、世界で3番目に大きな島であるボルネオ島(カリマンタン島)は、島の大半が熱帯雨林で覆われ、絶滅危惧種のオランウータンなど、多種多様な生物が生息しています。
しかし近年、島の熱帯雨林が急速に減少しています。2015年に島の熱帯雨林の面積はかつての約3分の1まで減少したといわれ、オランウータンたちの住処は危機に直面しています。
その要因の一つが、「パーム油」の原料となるアブラヤシ農園の拡大です。パーム油は、日本でもインスタント麺やスナック菓子などの加工食品をはじめ、幅広い用途で使われており、ボルネオ島の熱帯雨林の減少は、私たちの生活にも深く関係しています。
10年間で10万本の植樹を目指し、学生ボランティアを派遣
このプロジェクトは、オランウータンなど、多種多様な生物の住処である森を再生することを目的に、ボルネオ島のマレーシア・サラクワ州に学生ボランティアを派遣し、植林活動を行い、10年間の10万本の植樹を目指します。
現在、初めての派遣となる第1陣(2024年2月6日~17日)、第2陣(2024年3月5日~16日)に参加する学生ボランティア計26人を、日本財団ボラセン公式サイト「ぼ活!」にて12月4日(月)17時まで募集しています。
【詳細・募集ぺージ】
第1陣(2024年2月6日~17日)/第2陣(2024年3月5日~16日)
12日間のプログラムの中には、植林活動以外にも、オランウータンの保護施設であるセメンゴ野生動物リハビリ・ センターの見学や、熱帯雨林でのナイトウォークなどのプログラムを実施し、ボルネオ島の自然や歴史を学ぶことができます。
日本マレーシア協会が協力、マレーシア政府もプロジェクト実施に賛同
なお、本プロジェクトの実施にあたっては、1995年より現地住民の協力を得ながら植林活動を続ける公益社団法人日本マレーシア協会にご協力いただきます。
また、プロジェクトの実施を前に、日本財団ボラセンの沢渡常務理事が、日本マレーシア協会の小川孝一理事長と、11月8日からマレーシアを訪問し、マレーシア政府 ニック・ナズミ・天然資源・環境・気候変動大臣などと面談し、プロジェクト実施の報告を行い、マレーシア政府からもプロジェクトへの賛同をいただいております。
このプログラムを通じて、ボルネオ島の歴史と、生物多様性など熱帯雨林を取り巻く問題を知り、私たちができることを一緒に考えてみませんか。多くの学生の皆さんのご応募をお待ちしています。
写真 左から沢渡常務理事(日本財団ボラセン)、小川理事長(日本マレーシア協会)、ニック・ナズミ・天然資源・環境・気候変動大臣、森林理事(日本マレーシア協会)、提供:日本財団
「オランウータンの森 再生プロジェクト」第1陣、第2陣 概要
■期間:[第1陣]2月8日(木)~2月14日(水)[第2陣]3月5日(火)~3月16日(土)
※全日程への参加が必須です。期間途中での参加や帰国はできません。
■場所:マレーシア ボルネオ島 セリアンを拠点に活動
※集合・解散場所 成田空港
■内容
・セリアンを拠点に熱帯雨林再生のための植林ボランティア活動
・セメンゴ野生動物リハビリ・ センターの見学
・熱帯雨林でのキャンプ、ナイトウォーク など
■費用:3万円
<費用に含まれるもの>
日本から活動国までの往復航空券、活動中の宿泊と食事、活動中の交通費、活動中の保険
<費用に含まれないもの>
パスポート等に係る費用、自宅から集合・解散場所(成田空港)までの国内往復交通費、その他個人的に必要な費用
■定員:各13人、合計26人
■募集対象
・申し込み時点で大学等に所属する18歳以上の学生
・全日程参加できる方
・熱帯雨林でのキャンプが可能な方(渡航中1日のみ、森の中にある施設での寝泊りがあります)
■選考方法
・書類審査(200字程度の志望動機/応募時に入力いただきます)
・オンライン面談(1人1回、15〜20分程度)を予定しています。
※オンライン面談をさせていただく方には、12/8(金)頃に個別にご案内します。
最終的な当落については、12月中旬にご応募いただいた方全員にメールにてご連絡します。
■協力:公益社団法人日本マレーシア協会
■募集締切:12月4日(月)17:00まで
■申込方法:日本財団ボラセン公式サイト「ぼ活!」にて受付中。