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沖縄本島周辺

海中道路がつなぐ沖縄の島々を舞台に「うるまシマダカラ芸術祭2022」開催

2022.11.21

海中道路がつなぐ沖縄の島々を舞台に「うるまシマダカラ芸術祭2022」開催

島アートプロジェクト実行委員会は、2022年11月25日(金)から12月4日(日)の10日間、「うるまシマダカラ芸術祭」を開催します。
沖縄県うるま市の5つの島の自然環境や生活文化が色濃く残る集落を会場に、沖縄県内外で活躍するクリエイター約40組が展示し、体験ワークショップも多数実施します。
今年2年目、3年ぶりの開催となる芸術祭。1回目は6000人以上が参加した人気のイベントです。2022年のテーマは「ふだんのそうぞう」。個性豊かな島々をアートギャラリーにみたて、訪れる方の感性と本能を揺さぶります。ぜひご参加ください。雨天決行。



シマダカラ芸術祭に参加をおすすめしたい方
・アートが好きな方
・島の空気感が好きな方
・クリエイティブなお仕事をしている方
・ゆったりとした気分になりたい方
・感性を研ぎ澄ませたい方
※小さなお子様づれの方やご年配の方も楽しめる芸術祭です。沖縄地元の方も友人、知人、ご家族誘って遊びにきてください。

うるま市島しょ地域は、那覇空港から車で約80分の距離です。もちろん沖縄観光に訪れている方にもおすすめです。

会場
・沖縄県うるま市島しょ地域(浜比嘉島、平安座島、宮城島、伊計島、津堅島)

沖縄・うるま市_「うるまシマダカラ芸術祭2022」

PICKUPアーティスト

沖縄・うるま市_「うるまシマダカラ芸術祭2022」

DENPAさん
絵画と壁画を中心に、“no concept”をテーマに言葉にできない質感やニュアンスを纏う抽象表現で純粋な視覚的快楽を追求する。地元沖縄に拠点に、NYや全国各地での個展、Yahoo!や富士通オフィスの壁画を手がけるなどワールドワイドな活動を展開する 。
Instagram

沖縄・うるま市_「うるまシマダカラ芸術祭2022」

Hide(HY)さん
沖縄在住、拠点として活動しているバンドHYのボーカル&ギター。 2020年からアートを描くように。描く手法は様々で、そのとき描きたいものを色とバランスを大切にしながら描きます。
Instagram

うるまシマダカラ芸術祭とは
沖縄・うるま市_「うるまシマダカラ芸術祭2022」沖縄県うるま市の5つの島々を題材に行われる、現代アート、デザイン、食、工芸などクリエイティブ領域の人材と地域人材が交わりながら実施するアートプロジェクトです。
うるまシマダカラ芸術祭の「シマダカラ」には「それぞれの島に存在する人、文化、自然などはシマ(島)のタカラ(宝)である」という意味と、「うるまのシマダカラ(島だから)できる芸術祭をめざす」という2つの意味があります。
島という資源の少ない環境において暮らしを重ねてきた知恵や、戦後ありあわせの素材で琉球ガラスを生み出した工夫のように、沖縄の「土地にあるモノを活かして暮らしを開発してきた創造力」。
そして海洋民族として、外から来た異質な存在である「風の人を取り入れてきたダイナミズム」を持った琉球の歴史を踏まえ、沖縄のうるまの島だからこそできる芸術祭を探求します。

「うるまシマダカラ芸術祭2019」の記録映像

〇基本コンセプト:「島の記憶と、未来が対話する場所へ。」
5つの島の自然環境と風土に合わせた衣(居)食住などの生活文化(=島の記憶)とそれを脈々と受け継ぐ島人、そして現代アート・デザイン・食・工芸などクリエイティブ領域の人材が交わることで、島の固有のモノと新しい文化の融合を目指します。

舞台は海中道路でつながる4つの島々と1つの離島

沖縄・うるま市_「うるまシマダカラ芸術祭2022」

海中道路/(左下)メイン会場:浜比嘉島 HAMACHŪ(浜比嘉島地域交流拠点施設)/(右下)展示会場の一つ伊計島共同売店

舞台となるのは海中道路でつながる4つの島々(平安座島、浜比嘉島、宮城島、伊計島)と、フェリーで行く津堅島です。赤瓦の古民家、サンゴの道、水が溢れるカー(井戸)など沖縄の原風景が残る5つの島には9つの集落があり、合わせて約3,000名の方が暮らしています。
島でじっくり過ごして気づくのは、その違い。島ごとに主要としている産業や行事のあり方も異なり、海中道路がつながる約50年前は、異なる文化や生活を行っていたそれぞれ独立した島ということが感じられます。

2022年のテーマは「ふだんのそうぞう」

沖縄・うるま市_「うるまシマダカラ芸術祭2022」

世界的に新型コロナウイルスが猛威を振るった数年間、当たり前だったシステムの確実性がゆらぎ、人々は日常と非日常の狭間で毎日を過ごしてきました。一人ひとりが幸せの在り方を問い、土と親しむ時間を求めたり、食のあり方を再構築したり、途切れることなく(不断の)想像力を働かせて1日1日を過ごしてきました。
そうした時代において、うるま市の5つの島で営まれ続けている生活文化は、今や懐かしさやノスタルジーがあるだけでなく、環境に適応するための日常的な(普段の)創造力によって育まれた土着の知(=ローカルナレッジ)として未来の在り方の一つを示しています。
今回のシマダカラ芸術祭では、島の自然や生活文化を深く掘り下げることにより、途切れることない日常のイマジネーションの種を見出し、一人ひとりや島しょ地域の可能性を引き出す事を目指します。

県内外から約40組の作家が参加

沖縄・うるま市_「うるまシマダカラ芸術祭2022」

アート、デザイン、工芸、島人など多彩なクリエイターが約40組参加します。
開催期間中は、参加作家によるイベントやワークショップも随時開催予定です。
プロフィールやイベント詳細は、シマダカラ芸術祭公式WEBまたはInstagramをご覧ください。
「うるまシマダカラ芸術祭2022」公式サイト 公式Instagram



参加者の声 3年前に実施した「うるまシマダカラ芸術祭2019」の参加者の声
〇参加者
・子供から大人まで楽しめるイベントでした。島サンポ気持ちよかったです。(30代女性/県内中部)
・作品がただ展示されているだけでなく、作家さんと住民が一体となって盛り上げているのが良かったです。(20代女性/静岡県)
・集落まで足を運ぶこともないので、昔ながらの沖縄を感じられとても新鮮だった。アートなのかアートじゃないのかよく分からない景色もあり面白かったです!(30代女性/県内中部)
・たくさん人が来てほしいすごい試みだと思いました。それでも人がたくさん来ると島の良さがなくなるかもしれないすごく絶妙なところが見られて良かったです。(30代女性/県内中部)

〇参加アーティスト
・越来造船さんとの新しい出会い!感動した!船のすごさ実感
・アダン葉帽子をオバーたちが作っている姿、光景印象的だった。昔の記憶を呼び起こしながら。
・地域の人との新たな出会いつながりができた
〇地域
・ンヌジ漁体験、これだ!!と思った(海人)
・アーティストの「島だから」こんな作品が作りたいという空気が伝わった。
・伊計島は本当に良い作家さんばかりだった。こういう人達ならまたお願いしたいって思う。

芸術祭の楽しみ方と参加方法
島の日常のなかに溶け込むかたちで作品が展示されています。「作品を観るというより、あなたの感性でそこにあなたらしい作品を見つけていく」という表現がよいかもしれません。
同じ作品でも、天気や時間、心の状態によっても感じ方は異なります。島を散歩するだけで気持ちが穏やかになり、忘れかけていたクリエイティブな感性が呼び起こされます。
島の人と交流できるのも「シマダカラ」の醍醐味です。
都会のアートギャラリーや美術館にはない「シマダカラ」の面白さをご堪能ください。

〇参加方法
1、気になる島の駐車場に移動
2、駐車場に併設された受付で入場料金500円支払い
3、展示場所が掲載されたパンフレットとリストバンドを受け取って島めぐりスタート
4、最初の島の展示を見終わったら次の島に移動
5、駐車場に車を停め、受付でリストバンドを見せたら2エリア目の島めぐりスタート
6、3エリア目、4エリア目、5エリア目と島めぐりをしたら全エリア制覇です
※展示エリアは全部で4島5エリアあります

目指すは沖縄の“シマダカラ”を活かした持続可能な観光地域へ
沖縄の観光と言えば、西海岸のビーチリゾートや北部の観光施設等が一般的です。うるま市は中部の東海岸地域に位置し、ある意味沖縄観光のメインストリームからは外れた場所でした。
しかし、そのおかげで島しょ地域の5つの島には、沖縄の原風景ともいえるような歴史・伝統・食などの生活文化や、それらの源になった自然環境や風土が今も島人の暮らしと共に残っています。
シマダカラ芸術祭をきっかけに、これらの自然や暮らし(=シマダカラ)を掘り起こすと共に、豊かな自然と集落生活が残る持続可能な観光振興地域観光のあり方を模索していきます。

開催概要

沖縄・うるま市_「うるまシマダカラ芸術祭2022」

2022年11月25日(金)~12月4日(日)10時~17時【10日間】
メイン会場:HAMACHŪ(浜比嘉島地域交流拠点施設)/各展示イベントエリア:平安座島、宮城島、伊計島、津堅島
入場料:500円 ※一部別料金コンテンツあり
主催:島アートプロジェクト実行委員会
共催:うるま市、琉球新報社、うるま市観光物産協会

【参加作家一覧】
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