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和歌山

和歌山県の大島で絶景とトルコとの歴史に触れる日帰り島旅!

2019.04.25

和歌山県の大島で絶景とトルコとの歴史に触れる日帰り島旅!

和歌山県串本町の沖合い約1.8kmの海に浮かぶ、和歌山県下最大の島「大島(おおしま)」。潮岬や橋杭岩などの観光スポットもあり、海も美しいので釣りやスキューバダイビングを楽しむため多くの観光客が訪れています。トルコとの関わりも深く、歴史を感じることができる大島の魅力をご紹介します!



大島について

全国的に大島の地名は数多く、区別のため「紀伊大島」または「串本大島」とも呼ばれています。面積が約9.68km2、周囲が約28kmと和歌山県下最大の島で、「くしもと大橋」で繋がっているため、アクセスのしやすい島です。県指定史跡の「トルコ軍艦遭難者墓地」があり、世界の中でも有数の親日国と言われるトルコとは、友好の歴史があります。

大島への行き方

 

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和歌山県串本町の潮岬から「くしもと大橋」を車やタクシーで渡ると、大島に到着します。くしもと大橋は、手前半分が堤防の上を通る道路、それからループを上って、アーチ状の橋を渡ります。橋を渡ると展望公園があるので、ぜひ景色を楽しんでみてくださいね。夕方には美しい夕日を見ることができますよ。

奇岩群の絶景!「橋杭岩」

 

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海の中に林立する奇岩群で、有名な観光地スポットでもある「橋杭岩」は、約850m、大小約40もの岩柱が列をなしてそそり立っています。海の波などによって浸食され、岩の硬い部分だけが残っているそうですが、直線上に立ち並ぶ姿が橋の杭だけのように見える奇岩です。

 

その昔、弘法大師と天の邪鬼が、串本から沖合いの島まで橋を架けることができるかという賭をして、弘法大師が一夜にして立てたという伝説も伝わっています。吉野熊野国立公園の一部として、国の天然記念物の指定も受けている観光スポットです。

日本とトルコの歴史に触れる

大島とトルコの関わりとは?

明治23年(1890年)、東京からトルコに戻る途中に大島樫野崎の沖合いで、嵐に遭難した軍艦エルトゥールル号に気づいた大島の島民たちが、献身的な救助活動を行いました。600人以上の乗組員が夜の海に投げ出されましたが、69人が無事にトルコに生還し、島民の手厚い看護を受けたことを自国で伝えたそうです。翌年、墓碑と追悼碑が建てられ、犠牲者の慰霊を通じて串本町とトルコとの交流が始まり、現在まで友好関係が続いています。

トルコ記念館

 

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トルコとの友好の証として建設された「トルコ記念館」。館内には遭難したエルトゥールル号の模型や遺品、写真などエルトゥールル号事件に関する資料が展示され、遭難事故当時の様子を観覧できます。職員の方が、展示された資料について丁寧に説明をしてくれることもあり、日本とトルコの友好の歴史を感じることができます。

トルコ記念館

和歌山県東牟婁郡串本町樫野1025-25

9:00~17:00

定休日:年中無休

 

トルコ軍艦遭難慰霊碑

画像提供:PIXTA

トルコ記念館からすぐに「トルコ軍艦遭難慰霊碑」があります。遭難の翌年、和歌山県知事はじめ有志の義金によって、墓碑と追悼碑が建立され、現在でも5年ごとに追悼式典が行われています。

トルコ軍艦遭難慰霊碑

和歌山県東牟婁郡串本町樫野

アクセス:串本駅からバスで約30分

 

最後に

いかがでしたでしょうか。トルコとの友好な関係が続く「大島」は、歴史にも触れることができ、絶景も楽しめる島です。情緒溢れる異国文化に触れてみてはいかがですか。

 

 

#絶景 #天然記念物 #トルコ共和国 #歴史

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