離島ファンがおすすめする「2021年 行ってみたい離島」トップ10!
先日、りとふる公式Instagramのストーリーズで、「2021年 行ってみたい離島はどこですか?」というアンケートを実施しました。りとふる公式Instagramで初めてのアンケートでしたが、さすが離島ファンの皆さん!りとふるならではの興味深い結果となりました。今年の島旅の参考にしてみてはいかがでしょうか。
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りとふるファンが選ぶ「2021年 行ってみたい離島」トップ10!
りとふるファンに回答していただいた「2021年 行ってみたい離島」のアンケート結果をトップ10方式でご紹介します。離島好きだからこそ行ってみたい素敵な離島が盛りだくさんです!
第10位
伊豆諸島の一つ、東京都の離島「御蔵島(みくらじま)」。御蔵島の魅力はなんと言っても、野生のイルカと一緒に泳げるドルフィンスイムです。ダイビングやシュノーケリングでイルカたちと一緒に泳いだり、船の上からイルカが自由に泳いでいる様子を見ることができます。シーズンには毎年、宿のキャンセル待ちが出るほどの人気アクティビティです。
また、御蔵島のほとんどの山のコースではガイドの同行が必要で、東京都認定ガイド資格を持ったガイドさんと一緒に山登りをすることができます。御蔵島の名前の由来は一説として「神々が宝をしまう倉庫(蔵)をおいた島」と言われているので、自然豊かな島の宝を体感できるかもしれませんね。
御蔵島の宿泊施設は予約数が限られています。宿の予約がない方は島に上陸できないので、必ず予約を取ってから訪れるようにしましょう。特にドルフィンスイムのシーズン(3月下旬から11月上旬)は2か月前に予約が開始される宿が多く、予約開始と同時に満室になってしまうこともあるので、早めの計画をおすすめします。
第9位
長崎県の最西端に位置する「五島列島(ごとうれっとう)」。1番大きな福江島(ふくえじま)、2番目に大きな中通島(なかどおりじま)、奈留島(なるしま)や小値賀島(おぢかじま)などの島と、140ほどの小さな島々からなります。2018年には「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として世界文化遺産の離島としても選ばれました。
また佐世保の九十九島などと一緒に西海国立公園に指定されている五島列島は、外海に囲まれ海も山も多種多様な生き物が生息し、天然の海水浴場として日本一の美しさとも言われている福江島の高浜海水浴場など多くの海水浴場があるので、観光客もマリンレジャーに訪れています。教会が点在しているので、歴史と自然をどちらも感じられるのも見どころの一つです。名物グルメの一つ「五島うどん」は、日本三大うどんの一つとされ、あごだしベースのお出汁でとてもおいしいですよ。ぜひ味わってみてはいかがでしょうか。
第8位
鹿児島県の離島「屋久島(やくしま)」。国内で最初にユネスコ世界自然遺産に登録された一つで、手つかずの豊かで美しい自然が残っている離島です。推定樹齢6000年以上とも言われる縄文杉をはじめ、映画『もののけ姫』の舞台のモデルにされたと言われる苔むす森「白谷雲水峡(しらたにうんすいきょう)」、ウミガメの産卵地として有名な「永田いなか浜」など、海も山も自然豊かな観光スポットがたくさんあります。
約20kmのほどの道が続く西部林道は、そのうち15kmが世界自然遺産地域に含まれ、人の手が加えられていない自然の景観が残っています。野生のヤクザルの群れや、ヤクシカの親子などをたくさん見ることができます。車が通っても気にかけず毛繕いをしていたり食事をしていたりと穏やかで、車内から眺めるだけなら攻撃などもして来ないので、野生のヤクザルやヤクシカの様子をじっくりと見るのもかわいらしくておすすめです。
第7位
沖縄県の本島から北西部に浮かぶ「伊平屋島(いへやじま)」。本島北部の運天港(うんてんこう)からフェリーで約80分、沖縄県の有人島としては最北端の離島です。沖縄好きの方でもあまり訪れたことがない方も多いのではないでしょうか。沖縄有数の透明度を誇る“いへやブルー”と呼ばれる海の青さや、時間の経過とともに潮の満ち引きで変わる青のグラデーションが魅力です。深場、浅場どちらでも楽しめる海でビーチエントリーをしてたくさんの珊瑚を見たりとシュノーケルポイントとしても人気が高く、またダイビングでも回遊魚や大物が見られるので、沖縄本島周辺の中でも人気のあるマリンアクティビティスポットです。
伊平屋島の南西には「野甫島(のほじま)」があり、遠浅の美しい海を眺めながら野甫大橋を渡ることができます。近年、沖縄でも最大級のテーブルサンゴ群が発見され、ダイビングスポットとしての人気も高まっています。伊平屋島を訪れた際には、ぜひ合わせて野甫島へも訪れてみてくださいね。
第6位
東京都から南に約1000kmの太平洋に浮かぶ「小笠原諸島(おがさわらしょとう)」。父島(ちちじま)と母島(ははじま)の有人島、聟島(むこじま)や南島などの無人島からなる、およそ30あまりの島々で構成されています。父島と母島の集落地を除いて小笠原諸島は世界自然遺産に登録され、豊かな自然の景観は“東洋のガラパゴス”とも呼ばれています。有名な離島なのにも関わらず訪れたことがない人も多い小笠原諸島へは、東京・竹芝桟橋からほぼ週1便で運航している定期船おがさわら丸に乗り、約24時間もの船旅のみでしか訪れることができません。これもなかなか訪れられない理由の一つかもしれませんね。
父島や母島には様々なハイキングコースが多いので、山の中でも小笠原諸島の固有種を見ることができます。初めての方は現地のガイドさんに同行してもらい、簡単なルートで行くことがおすすめです。また年間を通してクジラやイルカ、アオウミガメや熱帯魚など、多種多様な海洋生物を見ることができるのも小笠原の海の楽しみ方の一つです。ダイナミックな小笠原の自然を全身で感じてみてはいかがでしょうか。
第5位
鹿児島本土と沖縄本島のほぼ中央に位置する「奄美大島(あまみおおしま)」。離島でありながら国内7か所の空港から直行便の運航があるので比較的にアクセスしやすく、8島の有人島からなる奄美群島の島々とも船やフェリーで繋がっているので、日程に余裕のある方はアイランドホッピングを楽しむのもおすすめです。透明度の高い“奄美ブルー”と呼ばれる海を満喫してみてはいかがでしょうか。
島の東部に位置する龍郷町赤尾木集落の東側に面する海岸には、「ハートロック」と呼ばれる人気のスポットがあります。干潮時にだけ現れるハート型の潮だまりは、パワースポットとして多くの観光客が訪れています。
沖縄とも鹿児島本土とも異なる奄美独自の文化が築かれ、今も大切に伝承されています。奄美大島では島の郷土料理のことを「シマジューリ」と言い、鶏飯や黒糖、焼酎、ヤギ汁などが有名な島グルメです。他にもパッションフルーツや島バナナなどの南国フルーツ、パパイヤなどの島野菜も豊富で、奄美大島ならではの島グルメを味わうことができます。
第4位
沖縄県八重山諸島の一つで、日本最西端の離島「与那国島(よなぐにじま)」。八重山諸島では珍しい断崖絶壁の荒々しい地形もあれば、遠浅で透き通るようなビーチもあり、表情豊かな海を楽しむことができます。ドラマ「Dr.コトー診療所」に出てくる志木那島は、ここ与那国島が舞台で、今でも撮影現場だった診療所が観光地として残っているので多くの観光客が訪れています。
与那国島と言えば、なんと言っても海底遺跡などのダイビングスポットが有名ですが、ドライブで与那国馬を見たり、 西崎灯台(いりさきとうだい)の近くにある日本最西端の碑など、観光スポットもたくさんあります。一周約25kmほどの島ですがアップダウンが激しいので、観光の際はレンタカーがおすすめです。
与那国島のことを方言で「どなん」と言うのですが、同じ名前の泡盛「どなん」は与那国島の名産品なので、夕食時に味わってみたり、お土産にしても良いですね。
第3位
周辺の離島とのアクセスの良さからも人気が高い、沖縄県の離島「宮古島(みやこじま)」。大小8つの島々からなる宮古諸島の中心となる離島です。“東洋一の美しいビーチ”とも言われている「与那覇前浜ビーチ」は、宮古島を訪れたらぜひ行きたいスポットで、青い海と白い砂浜のコントラストが絶景です。海の透明度も抜群なので、ダイビングやシュノーケリングを楽しむため多くの観光客が訪れています。
“かさぶたビーチ”と呼ばれるほどたくさんの珊瑚と海のコントラストを望める「イムギャーマリンガーデン」、SNS映えでも有名になった宮古島から車で行ける下地島(しもじしま)の「17END」、同じく宮古島から車で行ける池間島(いけまじま)からさらに船で30分ほどで見られる日本最大級の珊瑚礁群の「八重干瀬(やびじ)」など、たくさんのおすすめスポットがあります。人気の映える観光スポットから宮古諸島の自然までもを満喫することができるので、女子旅でもファミリーでも楽しめますよ。
第2位
石垣島などと同じ沖縄県八重山諸島の一つで、日本最南端の有人島「波照間島(はてるまじま)」。石垣島の離島ターミナルから最短でも約60分の船便のみでしか訪れることができない二次離島ですが、何度でも訪れるリピーターがたくさんいるほどの魅力的な離島です。「何もない贅沢な時間」を味わうのに最適な波照間島では、島民の方々の温かい雰囲気と、ニシ浜から見る“波照間ブルー”は何度でも感動することができますよ。遠浅の海岸には、ウミガメが食事に来ることもあるので、驚かさないように静かに近づけば、シュノーケリングで一緒に泳ぐこともできます。
フォトスポットとしても人気の「日本最南端之碑」からは、12月から6月頃までの間、南十字星が見える貴重なスポットです。最南端の有人島なので波照間島より南には光がなく、晴れた日の夜には肉眼で天の川を見ることもできますよ。のんびりと星空を見上げて、贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
第1位
りとふる公式Instagramのアンケート「2021年 行ってみたい離島」で、りとふるファンから1番に多く選ばれた離島は「与論島(よろんじま)」でした!
鹿児島県最南端に浮かぶ奄美群島の一つで、沖縄本島まで約23kmと近く、鹿児島の薩摩地方の文化と沖縄の琉球文化が融合した独特の文化を持つ離島です。所在地は鹿児島ですが、沖縄の方が近いため年間を通して温暖な気候で過ごしやすい環境が魅力的です。
珊瑚礁が隆起してできた与論島は、なんと言っても白い砂浜と“ヨロンブルー”と言われる淡い青も魅力の一つです。大金久海岸(おおがねくかいがん)の沖合いに現れる百合ヶ浜(ゆりがはま)は、中潮から大潮の時にだけ姿を現す砂州で“幻の砂浜”と言われています。“ヨロンブルー”に囲まれた百合ヶ浜に上陸できた時の感動はピカイチですよ。与論島には様々な特徴のあるビーチがたくさんあるので、ビーチ巡りをしてお気に入りのビーチを探してみてはいかがでしょうか。
番外編!海外の離島
今回のアンケートでは、コロナ禍の影響もあってか海外の離島への票は少なかったのですが、りとふるファンならではの知る人ぞ知る海外離島に投票もあったので、番外編としてご紹介します。
ヴィス島
アドリア海に浮かぶ、東ヨーロッパの国クロアチアのリゾートアイランド「ヴィス島」。地中海気候に属し、オリーブ畑やぶどう畑が広がる穏やかな気候の離島です。2010年にYahoo Travelが発表した「知られざる夢の島トップ10」にも選ばれ、隠れ家的な穴場離島なのでクロアチア人からも人気のリゾートアイランドです。船で行く「緑の洞窟」は、洞窟内に差し込む太陽の光の反射で海面を緑色に照らすことで有名なスポットです。ぶどう畑が広がることからも分かるようにワインの生産が有名なので、郷土料理と一緒にワインを楽しめる飲食店が多いのも特徴です。穴場の海外離島でゆっくりと過ごすのも贅沢なひとときですね。
ザキントス島
ギリシャの西側、イオニア海最南端に浮かぶ「ザキントス島」。アテネから飛行機で約45分、ジブリ映画『紅の豚』の舞台になったとも言われている離島です。島内のあちらこちらにビーチが点在し、中でも難破船が打ち上げられている「シップレックビーチ」は有名で、まさに絵に描いたような海と真っ白なビーチが広がっています。もちろん海だけではなく、ヨーロッパらしい街並みも見られるので、訪れても満足度の高い海外離島と言えるでしょう。ビーチからの景色も素敵ですが、標高の高い所から海と島の街並みを同時に眺めるのも贅沢な景色ですよ。
ジープ島
オセアニアにあるミクロネシア連邦の珊瑚でできた離島「ジープ島」。直径約35m、1周わずか111mととても小さな離島です。島には2つのコテージだけがあり、生活水は雨水とスタッフがウエノ島から運んでくれる水を大切に使うなどほぼ無人島のような環境ですが、360度に広がる海と空を全身で感じることができるプライベートリゾートのような空間を味わえます。蚊がいないため外で星を眺めながら寝転んだり、ジープ島宿泊者限定のドルフィンスイムも体験できます。チューク環礁には沈船や廃船が数多く沈んでいて、映画『タイタニック』の撮影ロケ地になるなど、沈船ダイブをするために世界中からダイバーが訪れることでも有名です。
セーシェル諸島
正式にはセーシェル共和国と言い、アフリカ大陸の東沖、インド洋にある大小115の島々からなる共和国です。美しい海は“インド洋の真珠”と呼ばれ、多くの人々を魅了しています。ハネムーンやアイランドホッピングにも人気ですが、リゾート地としてだけではなく、世界自然遺産に登録されている「プララン国立公園」、魚介類や野菜、果物などが売られている「ヴィクトリアマーケット」など観光地もたくさんあります。ヴィクトリアマーケットは地元の方が利用しているマーケットですが、現地の方の生活を感じつつ観光客がお土産を買うスポットとしても人気があるので、お土産選びをしてみても楽しいですね。
フーコック島
手付かずの自然が多く残り、“ベトナム最後の楽園”と呼ばれるベトナム最大の離島「フーコック島」。ベトナムで唯一海に沈む夕日が見られる離島としても有名で、島の西側のビーチ沿いにたくさんのホテルが建てられています。ベトナム初のサファリパーク「ヴィンパールサファリ・フーコック」は、ベトナム人からも人気のスポットです。隣りには遊園地の「ヴィンパールランド」もあり、ヴィンパールリゾートホテルの宿泊者は滞在中無料で入園することができます。
また、フーコック島とホントム島を結ぶ「ホントム ケーブルカー」はギネス公式記録で世界最長のロープウェイと認定され、海の上から漁船や夕日などの景色をロープウェイから楽しめます。
最後に
今回はりとふるファンが選ぶ「2021年 行ってみたい離島」をご紹介しましたが、離島ファンならではのおもしろいアンケート結果になりました。あなたが行ってみたい離島はランクインしていたでしょうか?行ってみたいと思う離島が見つかって、次回の島旅の参考になれば嬉しいです。今後も皆さんからのご意見をいただきながら、より楽しい島旅になるよう役立つ情報を提供していきたいと思います。