徳島
【出羽島】歴史的な漁村集落が残る徳島県牟岐町での島時間
徳島県南部に位置する牟岐町の南海上に浮かぶ「出羽島(てばじま)」は、伝統的な漁家の主屋が建ち並ぶ歴史的な漁村集落として、平成29年(2017年)に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。出羽島は、寛政の頃より本土から本格的な移住が始まり、漁業を生業の柱として栄えた集落です。今回は牟岐町の離島「出羽島」についてご紹介します。
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文章・画像提供:牟岐町産業課
編集:りとふる編集部
【見どころ】
伝統的な漁村集落の景観が現在も残っている、徳島県南部に位置する牟岐町の離島「出羽島(てばじま)」。室戸阿南(むろとあなん)海岸国定公園のほぼ中央に位置し、太平洋の荒波と四国山地の山々が融合する景色を望めます。
東に見える牟岐町の無人島 大島(おおしま)や津島(つしま)の雄大な眺望は一見の価値があります。島の西部に位置する大池には、国指定天然記念物「シラタマモ」が自生しています。
【楽しみ方】
耳を澄ませば聞こえてくる波音。
木々のざわめき、船の汽笛…
ゆっくりと流れる島時間を味わってください。
【整備状況】
島内には公衆トイレ、交流施設があります。
【マナー・注意事項】
1.島民のプライバシーを守ってください。
2.島は静かです。大きな声は出さないでください。
3.通路は狭いです。譲り合いながら通行してください。
4.島民の許可なく家屋に立ち入らないでください。
5.断りなく、人物及び家屋等の写真撮影はご遠慮ください。
6.水着での移動はご遠慮ください。
7.ゴミは持ち帰ってください。
8.公衆トイレは1箇所です。大切に利用してください。
9.伝統的な木造家屋が残っています。火気の取り扱いにご注意ください。
10.交通手段は定期船のみです。出航時間をご確認ください。
11.診療所はありますが、毎日は開いていません。薬などは事前に準備が必要です。
*出羽島は島民が寄り添い、島を大切に守っています。この島には守るべきルールがあります。島を大切に考えていただける人をお待ちしています。
【行き方】
徳島市中心部から国道55号線で、牟岐町まで約1時間30分。牟岐町の牟岐港から出羽島港まで連絡船にて約15分。
【牟岐町とは】
徳島県南部に位置する牟岐町は、海の幸、山の幸に恵まれた人情まろやかな港町です。
黒潮洗う、室戸阿南海岸国定公園の白眉である景勝 八坂八浜(やさかやはま)は、サーフィンのできる内妻から海陽町に至る12kmの海岸線で、かつては土佐街道の難所でしたが、今はドライブにも最適なルートとなっています。連続する岬と入江の美観は、白砂青松の姿を昔のままに伝え、新旧の調和を見せています。
【最後に】
「出羽島」は、定期船で15分の常夏の島。真冬にエンドウが実を結び、ハイビスカスが自生しています。遊歩道をたどると天然記念物のシラタマモが自生する大池を経て、白い灯台が建つ頂上に至ります。
釣りのメッカの無人島 大島は出羽島の東方にあり、悲恋物語を伝える奇岩「姫神」や、海中公園でも知られる夢の無人島で、磯釣り等で多くの方が訪れています。