三重
【監的哨跡・カルスト地形】鳥羽市神島のまるで絵画のような風景と史跡
三重県東部の鳥羽市と愛知県田原市の間に浮かぶ鳥羽市の離島「神島(かみしま)」。鳥羽市の4つの有人島のうち鳥羽市本土側から1番離れていて愛知県側に位置します。神島には戦時中に旧陸軍が伊良湖(いらご)から撃つ大砲の試着弾を目視で確認するための施設だった「監的哨跡(かんてきしょうあと)」と「カルスト地形」があり、その立地から美しい風景を楽しめます。鳥羽市本土から定期船で約40分で行くことができる小さな離島の観光スポットについてご紹介します。
#鳥羽市 離島 #神島 観光 #観光スポット
文章・画像提供:鳥羽市観光課
編集:りとふる編集部
【見どころ】
神島の東部にある「監的哨跡」は、戦時中に旧陸軍が愛知県の伊良湖から撃つ大砲の試着弾を目視で確認するための施設でした。小説『潮騒』の重要な舞台となり、5度も映画化のロケ地にもなりました。
監的哨跡の1階と2階の窓枠越しに望む美しい海景は、まるで額に縁取られた絵画のようです。さらに屋上からは、伊良湖水道や遠州灘を往来する船や、太陽にキラキラと輝く志摩半島沖の海原など、島髄一の美しい風景を楽しむことができます。
また、そこから少し歩くと石灰岩が風化してできた独特の景観を見ることができます。白い塔のようにそびえ立つ「カルスト地形」と海の青さのコントラストが神秘的で、鳥羽市指定天然記念物に認定されました。
【設備状況】
監的哨跡は長年の風雨により老巧化が進み、平成23年(2011年)8月から立ち入りが制限されていましたが、島民の強い要望もあり耐震補強および改修工事が行われ、平成25年(2013年)に改めて公開されました。
【行き方】
JR・近鉄 鳥羽駅→マリンターミナルまで徒歩約7分→市営定期船で神島まで約40分→神島定期船のりばから徒歩約50分
監的哨跡
三重県鳥羽市神島町
カルスト地形
三重県鳥羽市神島町