SNS

I live with the island and stay with the island

SEARCH詳細検索

SEARCH

CLOSE

東京

専門人材と未経験者のどちらも活躍中!世界遺産の島の環境保全を担う3つの事業

2024.11.15

専門人材と未経験者のどちらも活躍中!世界遺産の島の環境保全を担う3つの事業

東京都小笠原諸島で父島(ちちじま)と母島(ははじま)を中心に、世界自然遺産の保守保全事業を行う小笠原グリーン株式会社では、小笠原諸島の公園管理、無人島などの環境保全、環境教育の推進などを軸に様々な事業を行っています。さらなる事業拡大に伴い、現場作業から事業全体を支える事務所でのデスクワークまで幅広い職種で従業員を募集しています。それぞれの特技を活かして働くことができ、どの係で働く方も業務に魅力と誇りを感じ、楽しみながら働く社風があります。残業はほぼなく、賃貸の家賃相場と比較し格安で生活できる寮やユニークな福利厚生が充実しています。
今回は、各担当部署で実際に働く従業員の方々にお話を伺いました。

#父島 移住 #父島 仕事 #東京都 離島移住 #東京都 島暮らし #島職
画像提供:小笠原グリーン株式会社

小笠原諸島の保守保全事業

父島・母島_小笠原グリーン株式会社_島職
当社は地域課題解決を企業テーマに、島全体のインフラの担い手として整備事業で創業し、現在は主にグリーン植生に関する領域を専門に事業を行っています。また、島内事業者と協力しながら小笠原諸島の木材のブランド化や観光業の振興を目指す既存の独自プロジェクトTWR(Team Wood Recycle)、「小笠原カーボンクレジットによる新しい経済価値の創出」の取り組みなど、地域産業の多様化や上場企業をはじめとした関係企業づくりを通じて不足しがちな環境保全資金を創出し、さらには小笠原諸島の主要産業である観光面にも貢献したいと考えています。

世界自然遺産保守保全事業を担う3つの事業

当社では小笠原諸島の魅力向上に貢献すべく、人と自然と観光地を結ぶワンストップサービスを提供しています。今回は、世界自然遺産保守保全事業部を構成する維持管理課、遺産保全課、総務課の従業員を募集しています。
それぞれ専門性が高い業務を担っているため経験者を優遇し、さらなる社内全体のスキル向上を目指したいと考えています。また、社内全体で若い人材を育てたいという考えもあるので、未経験者でも当社に興味を持っていただいた方はぜひ積極的にご応募ください。

地域貢献や社会貢献に繋がる大切な業務に携わることができるのは当社で働く大きな魅力ですが、職場環境も島暮らしで重要なポイントだと考えています。有給休暇の申請がしやすい雰囲気があり、残業がほぼなく終業時間が早いので、趣味のフラダンスやスポーツ、釣りなど、それぞれがプライベートの時間を楽しんでいます。
職場や従業員同士の空気感なども伝われば良いと思い、インターンで訪れた大学生に制作してもらった動画をご覧ください。

 

独自プロジェクトの専門人材も募集中

当社で力を入れているTWRの取り組みでは環境整備で出た木々を加工販売していますが、小笠原諸島には元々林業がなく、木材の製材に関する技術者がいないのが現状です。今後、さらにTWR活動を発展させていくために木材の製材を行う専門人材も募集しています。
木材の製材経験がある方がベストですが、木材を製造する工程に興味があり一緒に木材加工の技術を島内で作り上げていきたい方も歓迎します。
木材の製材の専門人材については、TWRにのみ携わる業務委託契約など社員以外の働き方もあるので、自由に選択していただけたらと思います。

合わせて読みたい

職場は無人島!?専属シェフの夕食付

父島・母島_小笠原グリーン株式会社・無人島料理_島職
主に父島での業務がベースですが、部署によっては隣の有人島である母島や無人島に1週間前後泊まり込みでの業務もあります。
無人島の場合はテントを設置して寝泊まりします。元々野営に慣れている方もいますが、キャンプ泊を経験したことがないという方ももちろんいます。丁寧な指導を受け、働きながら慣れていくので安心してください。
専属の料理人も一緒に帯同するため、野営といってもしっかりとした食事をすることができます。中にはおいしい食事が楽しみなので無人島に行きたいという従業員もいるほどです。

美しく安全に保ち環境を楽しむ!
維持管理課の業務内容とインタビュー

●施設管理係

父島・母島_小笠原グリーン株式会社・施設管理係_島職

小笠原支庁や船客待合所、小笠原村診療所などの公共施設や公園などの建物・トイレ清掃、東京都立大学小笠原研究施設の保守管理など、利用者の快適性や安全性を維持していく業務を行い1日に複数の現場を回ることが多いです。定期的に母島へ渡り1週間前後の泊まり込みでの清掃業務も行います。日常的に行う掃除機がけや水拭きなどの清掃と、月1回など定期的に行うワックスがけや窓清掃など清掃内容はある程度共通していますが、例えば母島の外来種排除施設のマットの清掃など一部特殊な清掃もあり現場数が多い分覚えるのが大変な一面もあります。
自分が清掃した施設を利用する方々と仕事以外の場面で関わる機会もあり、「いつもありがとう」と感謝の言葉や「ここが気になっているから強めに掃除してほしい」など相談を受けることもあり、利用者と直接対話できるのは人口2,000人ほどの島ならではの魅力ではないでしょうか。定期的に各現場を訪れる分、父島と母島の両方で交流を広げることができるのもおもしろく、仕事のやりがいにも繋がっています。
ただし、決められた仕事だけではなく、例えば床清掃の現場でも「この施設は蜘蛛の巣が張りやすいから上部にも目を配ろう」など現場の特性を見て思考を巡らせながら自ら気付いて動くような視点が必要です。ビルクリーニング技能士や化学物質管理者など清掃業務の経験を活かすことができます。重たい清掃道具なども使用するため体力が必要ですが、作業自体は1人で行うこともあれば5名ほどのチームで行うこともあり、私も未経験から今の業務に従事しています。コミュニケーションを取るのが好きな方はぜひ一緒に働きましょう。

●緑地管理係

父島・母島_小笠原グリーン株式会社・緑地管理係_島職

小笠原支庁や村役場、都立大神山公園や農道、一般企業などの草刈りや剪定といった緑地の維持管理、グレーチング清掃、落ち葉清掃など低い位置の清掃を通して利用者の安全性を維持していく業務を行います。
私が移住して1年間で経験した内容は、概ね8割が草刈り、2割が落ち葉や側溝の清掃です。定期的に各現場仕事に入るため、ある程度きれいな状態に保たれている場所を刈払機等を使用し、さらに美しく整えていくのが主な業務で腕が鳴るやりがいのある場面です。通常の草刈り作業に比べると体力的に楽ですが、難易度は上がります。
道路沿いや公園など一般の利用者がいる場所で様々な方に配慮しながらの作業では繊細な作業が多く、技術的に要求されるレベルが高い印象があるため、刈払機取扱作業者安全衛生教育の修了者など経験者の方にご応募いただきたいです。

世界遺産である地域環境を守り、美しい状態に仕上げることができるだけの時間と作業環境を十分に整えているので、精神衛生上とても良い状態で仕事ができます。都会での経験もした上で自然豊かな生活が好きな方であれば、島に移住してからの生活でギャップに苦しむことがなく楽しむことができると思います。

小笠原諸島本来の環境保全に直結!
遺産保全課の業務内容とインタビュー

●環境保全係

父島・母島_小笠原グリーン株式会社・環境保全係_島職

無人島での外来生物や植物の駆除などを行う外来種対策と植生回復事業、父島の園地や遊歩道・施設の保守管理事業、父島列島の海岸清掃などを行っています。海岸清掃では、通常は人が入ることができない場所へ許可を取り船で移動して作業することもあります。漁網など様々なゴミを船で運ぶのは大変ですが、観光では行けない場所で仕事ができるので、その環境を楽しむ力がある方にぜひご応募いただきたいです。

最近では、属島の姪島で小笠原固有種のオガサワラカワラヒワという鳥が外来種のネズミに襲われるのを防ぐために殺鼠剤を撒くなどの業務も行っています。事前にGPSで共有されたエリアに殺鼠剤を撒くため未経験者でも作業が可能です。刈払機取扱作業者安全衛生教育、造園施工管理技士、土木施工管理技士、チェーンソーによる伐木等特別教育などの資格や受講・実務経験がある方は即戦力として活躍していただけます。

暑さのピークを避けるために朝4時40分から始業するイレギュラーな勤務もありますが、昼頃には仕事が終わるので有意義に時間を使うことができます。以前学習塾で勤めていた私でも問題なく慣れてきたので、体力的な心配はなく働き始めれば誰でも慣れることができる業務です。間違いなく他では得難い経験をすることができるので、ぜひ一緒にこの環境を楽しみましょう。

●森林管理係

父島・母島_小笠原グリーン株式会社・森林管理係_島職

環境保全事業や土木工事に伴う樹木の伐採、道路端の樹木管理などを担当します。毎年行う遊歩道沿いの外来種を伐採し景観を保つ業務や、固有種を傷付けないように特殊な配慮をしながら行う特殊伐採、剪定などを行っています。特殊伐採はまだ資格が整備されていないものの、特殊な技術が必要で専門性が高い仕事です。前職でチェーンソーの使用経験や伐採業務の経験があり、チェーンソーによる伐木等特別教育、ロープ高所作業特別教育、小型移動式クレーン運転技能講習、玉掛け技能講習などの各種資格を保有している即戦力として活躍いただける方にご応募いただけるとうれしいです。
また、経験者でも木に登るような高所作業は初めてで入社後にスキルを身に付ける方や、まずは交通誘導などの現場サポートをしながら学んでいく方もいます。今後需要が増えていく業務だと思うので、これからも使える技術を学び身に着けたい方にとっては魅力的ではないでしょうか。

ロープを使って木に登る仕事は楽しい反面、危険がないよう頻繁に安全面のチェックを行うなど緊張感があり気を遣う場面ではあります。
限られた人しか入ることができない、ここにしかない固有種もある山で木に登って作業をするので、より美しい海などの景観を眺めることができるのは当係で働く特権だと感じています。
本土ではロープを使って木に登ることをレクレーションとして楽しむ方もいるかと思いますが、それ自体が仕事になるのも魅力的です。体を動かすことが好きで木に登ることやチェーンソーを使うことに興味がある方には向いている仕事だと思います。

●企画調査室

父島・母島_小笠原グリーン株式会社・企画室_島職

他の係と連携して複合的な業務を行うため、担当によって業務が大きく異なるのも特徴的です。
まずは、雨が地下水になり海に流れ出るまでの水文調査や、父島から50kmほど北にある聟島列島(ケータ列島)での土砂流出問題を解決するための現地調査・発注者との調整・方針決定などを行っています。土砂流出を止め緑化することを最終目的に、その手段としてダムの建設の検討・小笠原諸島本来の植物を植栽するための方針決定まで複合的な内容を行っています。特殊な環境でのダム建設は当社でしか担うことができない事業の1つで、経験者の下で20代前半の若い従業員も働いています。前例がないことが非常に多く、1から考えなければならない大変さもありますが、自然環境保全に直接関わり最前線で働くことができるのでやりがいも大きいです。

工事予定地の植生調査や外来植物の駆除も行っています。外来種の駆除では本来の植生に戻していくところまで行います。元々小笠原諸島の固有種について詳しい方は少ないので、今は植物を知らなくても問題ありません。私自身も小笠原諸島のことを何も知らない状況で移住し、働きながら日々学び知識を付けてきた1人です。植生調査はチームで行うので、知識がある先輩に教えてもらいながら覚えていきました。まったく縁のない環境から父島に移住したので、日差しの強さや台風などの気候には苦労しました。
試行錯誤しながらの作業は難しいですが、少しずつ目的に近づくための努力をしていく過程そのものが楽しくやりがいを感じています。また、PCでの統計スキルなどがある方は植生調査の結果を基に統計や分析でも活躍できます。
同時に、未経験スタッフが最初に所属され、他部門への社内派遣を通じて幅広い業務に触れながらその方の適材適所を探りつつ各種専門スキルを身に付けていきます。

今ある外来種もうまく活用しながら本来の自然に置き換えるなど、どれも小笠原諸島本来の自然環境を取り戻すことを最終目標に様々な手段で業務を行っています。大変だと感じる作業が別の人にとってはやりがいに感じている部分であるなど感じ方は人それぞれなので、互いに長所やスキルを最大限に活かせる場所で活躍できるのも当社の面白みだと感じています。

現場との距離が近い縁の下の力持ち!
総務課の業務内容とインタビュー

会社全体のサポートを行い、当社の各事業を支える縁の下の力持ちとなる部門です。直接的な現場作業ではありませんが当社を支える重要な部門で、1つひとつの業務が小笠原諸島の環境保全に繋がります。

●総務部門

父島・母島_小笠原グリーン株式会社・総務課_島職

主に勤怠管理など経理業務を除く労務人事全般、請け負った事業の書類作成、公共事業の入札業務を行います。現場で撮影した写真の整理など各課の業務が円滑に進むための営業サポートや、社内で必要な物品の購入と支払い、接客や電話対応なども行います。
他にも重機や作業機械などのメンテナンスを行う機械整備の部門があります。
どちらの部門も基本的なPCスキル(Microsoft OfficeのWord・Excel・PowerPointなどの基本的な操作)があれば良く、コミュニケーションスキルを重視しています。

当社の総務課は現場との距離がとても近く、会話をしながら業務を進めることができるので自分が頑張ったことが誰かの役に立っているということが見えやすく、働きがいにも繋がっています。当社は公共事業を請け負っているため、年度末にかけての繁忙期はどうしても業務量が増え大変だと感じますが、残業はほぼなくプライベートも充実させることができています。

現場の方と会話をしながら困っていることをうまく引き出したり、意見をまとめたりしながらサポートできるようにコミュニケーションを大切にしています。
いつでも穏やかに、現場の方が疲れた時でも頼みやすいような雰囲気と関係性を作ることが目標です。
目立ちはしませんが、日々の仕事が人の為になっていることがとてもよくわかる素敵な仕事だと感じています。このような思いに共感した方にご応募いただけるとうれしいです。

応募方法

業界未経験の方もお気軽にご相談・ご応募ください。離島では人材不足が多く、きっと今までの経験を活かせるポジションがあると思います。まずは、要望や経験をヒアリングして、適切な仕事を見つけることができればと思っています。

 

募集内容について

当社では幅広いアプローチで環境保全に携わる従業員を募集します。

募集要項
職種 維持管理課、遺産保全課、総務課のうち適材適所に配属
資格 運転免許必須
雇用形態 契約社員
契約期間 2025年3月31日まで(以後1年更新)
※更新時に正社員登用も可能
試用期間 あり(3ヶ月、試用期間中の労働条件:社会保険への加入を保留)
募集人数 5名
勤務地 小笠原諸島 父島・母島
就労時間 7:00~16:00
休憩時間 11:00~13:00
時間外労働 あり(月平均0.5時間以下)
休日・休暇 日曜、祝祭日
給与・賃金 日給9,000円~
※昇給:年1回
※賞与:年2回(業績による)
各種手当 無人島出張手当(日帰りの場合 2,000円+昼食支給、宿泊の場合 1,000円+3食支給)、技能手当
副業可否 可能
加入保険 雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金
その他福利厚生 資格取得支援制度、生成AIプロンプト講習、家賃サポート制度、長期休暇支援制度(年1回の往復船賃支給)等

魅力は部署を超えた連携力!異業種の経験も活かせます

父島・母島_小笠原グリーン株式会社・施設管理係_島職

ご紹介した各部署の業務内容は一例で、部署の垣根を超えて互いに支え合いながら業務を行うのが当社の魅力です。部署内に留まらずマルチに関わることで社内の横の繋がりが強化されたり、適材適所で個性を活かせるメリットがあります。

環境保全を軸に様々なアプローチで地域課題を解決するために、20代~70代まで幅広い従業員の経験が当社の事業発展に繋がることもあります。
実際に、造園経験や林業経験などグリーン植生に関する専門知識を持って入社した方もいれば、塾講師など異業種、まったくの未経験からスタートした方もいます。
ビルメンテナンスや人事、労務、ITスキル、営業に教育関連まで一見環境保全には関係がないように思える経験も、小笠原諸島をより良くするために活かされています。
小笠原諸島という特殊な環境に興味を持っている方にぜひ来てほしいと思います。

小笠原諸島での暮らしや休日の過ごし方・福利厚生についてはこちら

従業員が感じる社風と今後のビジョン

父島・母島_小笠原グリーン株式会社_島職

当社は、小笠原諸島だからこそ果たせる重要な役割があると信じています。
島内の事業者等と協力しながら、豊かな自然を武器に世界自然遺産の島で地域ブランド向上や地域の経済的な繁栄を実現するために事業を拡大していきます。
また、現場の肉体作業だけではなく生成AIなどを活用してDXの推進を行い業務の効率化も図っていきます。
小笠原諸島の資源を使って広く大きな野望を持ち、当社独自の取り組みに挑戦し続けている社風なので、多様な未来がありそうなポテンシャルがある会社だと感じています。新しいことをやりたい方や開拓したい方は、ぜひ一緒に楽しい仕事を創り出していきましょう。

 

小笠原グリーン株式会社

東京都小笠原村父島字東町

04998-2-2523

公式ホームページ

 

島職

 

RELATED