東京
父島 移住|小笠原諸島に根付くカフェ併設の観光直売所で職員募集!住居・交通費の支援あり
温暖な気候と移住者へも温かい雰囲気で迎えてくれる東京都小笠原諸島の父島と母島に支店を持つ小笠原アイランズ農業協同組合では、父島の「農産物観光直売所」で働く正社員を募集しています。まずは、気軽な相談なども受け付けています。
多くの職員が移住者で、移住支援や福利厚生など初めての離島移住でも安心して働くことができる環境が整っています。カフェが併設する直売所では販売業・飲食業の経験者はもちろん、様々な経験を活かすことができるため未経験者でも歓迎します。寮や社宅など住居の支援もあるため、住居用の物件を探すことが困難といわれる父島でも個室住居に住むことが可能です。
今回は、自らも移住経験のある支店長の瀬古さんと総務課の佐藤さんにお話を伺いました。
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画像提供:小笠原アイランズ農業協同組合
Contents
地域の農産物とお土産を提供するカフェ併設の直売所
東京から約1,000km南に浮かぶ小笠原諸島の父島と母島に支店を持つ当組合では、地域に根付いた農畜産物の仕入れ・販売を行う直売所の運営やLPガスの供給事業、その他母島では郵便の受託事業等の業務を行っています。
今回募集する父島の「農産物観光直売所」では、父島や母島の農産品や、それらを使った土産物などの仕入れ・販売と、直売所内に併設するカフェ「Farm Stand Cafe(ファームスタンドカフェ)」の運営を行っています。
農産物観光直売所での具体的な業務内容
当組合では市場に出荷するというより、個人のお客様とのやり取りが基本です。直売所での主な業務内容としては、直売所で販売する仕入れ作業や農家の対応、インターネット通販の申し込み対応、本土へ物品を送るための梱包作業などです。観光地の直売所として地域性の強い農産物の土産店のようなイメージです。商品の梱包や発送作業、本土から電話やFAXで申し込まれた予約の対応なども行います。
直売所に併設するカフェの運営では、仕込み作業や簡単な調理などの業務があります。仕込みや調理といっても難しいメニューはないので、料理や接客が好きな方であれば飲食業での勤務経験がない初心者の方でも問題ありません。実際に勤務している方も未経験から始めて現在活躍していただいています。
また、直売所とカフェで共通する業務としては、仕入れやレジなどの接客対応、掃除を含む店舗の運営準備などがあります。
基本的には直売所とカフェどちらも兼任して業務をしていただきますが、個人の適性に応じて考慮したいと考えています。地域に還元できる内容であれば当組合で実施できる事業の可能性は個人のスキルに合わせて無限にあると考えているので、新規開拓など新たな挑戦がしたい方も歓迎します。
移住者多数在籍で安心の職場環境と福利厚生
父島は島全体の雰囲気として移住者を受け入れやすい雰囲気があり、当組合の職員も9割以上が移住者です。男女比はほぼ半々、移住歴約1年から14年目まで、21歳から43歳までの職員が働いています。カフェや事務職などの業務もあり、経験者や未経験者ともに活躍しています。
住居に困らない移住支援
当組合では単身者用の寮や借り上げ社宅を用意しており、住居探しに困ることはありません。希望者には、洗濯機や冷蔵庫、簡易な食器や寝具などの無料貸し出しを行っているため、引越し費用を抑えて身軽な状態で移住することも可能です。
家賃3万円前後(2024年7月現在)で住むことができるため、3年以上の長期で利用している方もいますし、都営住宅の募集に応募して転居する方もいます。移住後に島内でのネットワークを築き、結婚や子育てなどをきっかけに転居する方もいますが、島内の空き物件が非常に少ない状況なので、島外からいきなり住居を探すのは難しいかもしれません。
また、渡島費の補助もあり、3ヶ月の試用期間を終了した段階で片道分の渡島費を全額支給しています。
他業種からの転職歓迎!やりたいを活かせる職場
直売所とカフェともに働きながら覚えられる業務内容なので、必須の資格やスキルは特になく、未経験で移住・就職した職員が活躍しています。カフェの仕込みや調理についても、極端に調理に対する苦手意識がなければ問題ありません。飲食業での経験がなくても料理をこれから楽しみながら学びたいという方を歓迎します。
もちろん、レジや飲食、接客などの経験がある方は大歓迎です。臨機応変に考えて行動できる方と一緒に当組合をさらに盛り上げていきたいと考えています。ルールを細かく定めるのではなく、個人の能力やアイディアを柔軟に活かすことができるのは当直売所の魅力だと思います。農産物観光直売所なので地域に根付いた農産物や地域の特産品を扱うというのがベースにはなりますが、幅広い年齢層の様々なキャリアの方が柔軟な発想で働き、「やりたい!」という気持ちを活かしてより良い地域の直売所として発展させていきたいと考えています。
離島という独特な環境への移住は不安がある方も多いかもしれませんが、当組合では3ヶ月の試用期間終了時に面談を行い、双方合意の上で正職員またはフルタイムパートなど希望に応じた雇用形態での採用をしています。まずは気軽に仕事を含む小笠原諸島での生活を試しながら検討していただけたらと思います。
応募方法について
まずは短期間お試しで働いてみて、島での生活を体験してから正職員やフルタイムパートなど長期で働くかどうかを検討していただくことも可能です。ご質問やご相談なども、まずはお気軽に下記応募フォームからご連絡ください。確認後、担当者からご連絡します。
募集内容について
当組合では農産物観光直売所及び併設カフェで働く正職員を募集します。
業務内容 | 農協業務全般(直売所及びカフェのレジ、接客、品出し、出荷、仕込みや調理などカフェ業務、その他運営準備、事務等) |
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資格 | 特になし。Word・Excelで簡単な書類作成ができる方(小笠原諸島で生活する際に自動車や原付バイクの免許または電動自転車があると便利です。) |
雇用形態 | 正職員(希望に応じてフルタイムパート等も対応可能) |
契約期間 | 長期(期間の定めなし) |
試用期間 | あり(3ヶ月、試用期間中の労働条件:時給1,113円~) |
募集人数 | 2名 |
勤務地 | 農産物観光直売所(東京都小笠原村父島字東町) |
就労時間 | シフト制(8:30~18:00のうち8時間勤務 ※特別な事情がある場合は応相談) |
休憩時間 | 1.5時間 |
時間外労働 | あり(月平均15時間程度 ※繁忙期と閑散期で異なる) |
休日・休暇 | 週休2日制 ※休日はシフトによる ※6ヶ月以上勤務後、有給休暇あり |
給与・賃金 | 当組合規定による(年齢給+職能給+諸手当) |
各種手当 | 試用期間終了後、おがさわら丸片道運賃支給 ※2等和室料金 |
副業可否 | 原則不可 ※但し、農業は可能など状況により応相談 |
加入保険 | 雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金 |
その他福利厚生 | 宿舎あり(長期利用可能。備品の無料貸し出しあり。自己負担家賃あり、2024年7月時点で約3万円前後)、正職員登用あり |
世界遺産の父島で働く魅力と休日の過ごし方
東京から船に乗って約24時間の父島は6日に1度入港する定期便で物資が運ばれてくるため、月曜日~日曜日という曜日の軸とは別に、船の入港・出港を中心にした時間軸があるのは小笠原諸島ならではです。大型ショッピングモールやコンビニエンスストア、映画館などの娯楽施設はなく、チェーン店の味を懐かしく思うことなどもあります。ただし、買い物の面では大手インターネット通販などの配送があるので、父島に住んでいて困ることはありません。
世界自然遺産にも認められている自然がすぐ近くにあるので、海や山のレジャーをして過ごすことも多いです。海のレジャーだけでも釣りやSUP、海水浴など様々な楽しみ方ができます。
小さな島なので、通勤に時間がかからないのが魅力の1つです。退勤後10分~15分程度あれば帰宅できます。島内は坂道が多いため自動車や原付バイクの運転免許がない方は生活面で不便かもしれません。最近では電動自転車などを利用する方も増えています。
父島移住2年目!先輩移住者へインタビュー
私は釣りが好きで何度も旅行で父島を訪れていました。ちょうど1年前に移住しましたが、休日は趣味の釣りをして過ごすことが多いです。移住する際に考えたこととして、本土からのアクセスは決して便利の良い場所ではありませんが、島内の商店や医療施設などが整っていて、同等の人口規模の離島と比較して栄えている印象があります。役場や警察庁、金融機関などが1か所に集中しているのも便利で魅力的だと感じています。
父島は1年中暖かく、冬でも最高気温が20℃前後あるので、寒いのが苦手な方には過ごしやすい離島ではないでしょうか。
地域に根付く組合の今後のビジョン
2021年に東京島しょ農業協同組合(JA東京島しょ)から分離独立する形で小笠原諸島、父島・母島の地域の農協として新しく当組合が設立されました。地域に根付いた農産物を中心に、1次産業を守り続けるというのが当組合の1番の使命です。
今後もさらに地域に根き、組合員である農家の方々や地域のお客様、観光で訪れるお客様に満足していただける組合になっていきたいです。
応募者に向けてメッセージ
経験者も未経験者も気兼ねなくご応募ください。小笠原諸島の自然は本当に魅力的です。この自然豊かな島で働くことで貴重な経験ができると思います。小さな島だからこそ、たくさんの方の経験がとても大切になります。これまで農協や販売・飲食など直接的な経験がない方も他ジャンルでの経験を活かすことができます。
不安なことがあれば、まずは気軽に相談・応募フォームからご連絡ください。先輩移住者が多いので、ご相談に乗れることもあると思います。
住居の心配をせずに小笠原諸島に移住できるチャンスです。ぜひ一緒に働きましょう。
小笠原アイランズ農業協同組合
設立:令和3年5月24日
代表者:代表理事組合長 門脇 脩
従業員数:15名
東京都小笠原村父島字奥村